TESI1D400Jをフォルゴーレビアンカにするまで page.12

 2008年1月6日、“あるパーツ”を注文しました。
 コレまで色々やってきましたが、それはフォルゴーレビアンカのスタイルを再現するのがメインでした。
今回は、普段からtesiに乗っていて不満を感じていたサスペンションについてです。tesiにはマルゾッキ製のサスペンションが装備されていますが、コレがとても硬いのです。100kmも走ると徐々に腰が痛くなってきて、200kmを超えると歩くのも辛いほど腰に来てしまいます。私の鍛え方が足りないのだと思うのですが・・・。

 そこで今回は、去年のゴールデンウィーク明けに送ったサスペンションのデータを元にして、オーリンズにtesi400専用のサスペンションを作っていただくことにしました。

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 2008年1月11日、オーリンズから返答が帰ってきました。
去年送ったマルゾッキサスのデータを元に、すでにすべてのパーツがそろっているということで、早ければ2週間くらいで用意できるそうです。
 tesiのサスはフロントとリアに一本ずつ、計2本のサスペンションが必要です。
2本合計で、去年作ったマフラーくらいの予算がかかってしまいますが、これは自分の身体への負担を軽減するためなので、マフラー以上に妥協は出来ません。

 リンク自体は今のまま、サスペンションだけの交換なので以前にbimotaが出したS-Kitほどの変化はないかもしれませんが、それでもセッティングに幅のあるオーリンズ製サスには期待しています。

 2008年2月11日、オーリンズサスが装着完了いたしました!
先週には、第一便でフロント側のサスペンションが先に送られてきていたのですが、リアサスが少し送れて到着する事になったものの、あまり問題なく取り付けできたようです。
新旧のリアサスペンション
新旧のフロントサスペンション
ステアリングリンクとのクリアランス
金色に輝くリザーバタンク
 リアサスはこんな感じです。
左がオリジナルのマルゾッキで、右が新しいオーリンズです。
 スケールは変わりませんが、オーリンズのほうはスプリングがギリギリまで伸びてきています。
 フロントのサスは結構違って見えますね。
上がオリジナルのマルゾッキで、下が新しいオーリンズです。
こちらもスケールは同じに作られていますが、スプリングの太さや長さがかなり違います。

 残念ながらS-Kitではないので、マルゾッキと同じスケールでサスペンションの交換のみとなっています。
 この通り、ステアリングのリンクとサスペンションのクリアランスはギリギリまで迫ってきてます。
 この辺は思った以上にシビアな設計ですね。
 そして、アルミのステーとともに金色に輝きながらシートフレームに鎮座しているリザーバタンク様です。
 さすがに新品だと輝きが違う・・・カウルに隠れて見えないんですけどね・・・。
 さっそく、ひとっ走り80kmほど走ってきましたが・・・まだあたりがついてないせいか、ちょっと硬く感じます。
しかし、以前のようにちょっとしたギャップで突き上げられて、おしりが浮いてしまうようなことはなくなって、それなりにマイルドな挙動になったみたいです。ブレーキング時には以前より挙動が大きくなり、感触をつかみやすくなったように思います。
 大きく違ったのは加速時のリアタイヤの感覚。
コレがしっかり伝わってくる感じで、以前はどんなときでもリアが突っ張った感じだったのですが、今日はググッと踏ん張って粘りがあるように感じました。タイヤの感触が伝わってくる感じで、この辺に関してはオーリンズを入れただけの違いはあると思いました。


 2009年6月27日、ご無沙汰してます。
去年の年末から計画していた、ブレーキとクラッチのマスター交換をいたしましたよ。
きっかけはマスター交換ではなくて、実はトップに突き出たカップが古臭いので、どうにかならないかと思っていた矢先に、「コルセでいいのが出てるよ」と見せてもらったのが気に入ったのでした。それで、どうせ換えるならとマスター交換も一緒にしてしまいました。
マスター交換
 全体像はこんな感じに仕上がりました。左が交換前で、右が交換後です。
リザーバータンクがフラットになり、だいぶスッキリとした印象になり、ついでにグリップ交換もしたおかげで今風な感じに仕上がったと思います。こうなるとスイッチボックスが若干色あせて見えますが、これに変わるものはなかなかないので、しばらくはこのままにしておきます。
左のマスターとオイルカップ
 左はこんな感じです。左が交換前で、右が交換後です。
若干前よりレバーのストロークが増えてしまい、半クラッチのキープは楽なんだけどストローク量が増えたので、かえって指が疲れるんですよね。調整でどうにかなるのかなぁ?
ブレークマスターとオイルカップ
 右はこんな感じです。左が交換前で、右が交換後です。
こっちは特に印象が変わって本当にすっきりしました。これまでは最低地上高がカップの蓋だったんだけど(笑)今度はアクセルワイヤーになりました。