正式団体名 宗教法人 神慈秀明会 立教 1970(昭和45)年
開祖・教祖 教祖 岡田茂吉(おかだ・もきち、明主様)
開祖 小山美秀子(こやま・みほこ、会主様)
現指導者 会主:小山美秀子
会長:小山弘子
聖典・教典 『神慈秀明会教修』 本拠地(聖地) 〒529-1800
滋賀県甲賀郡信楽町神苑1
崇拝対象 大光明主神(みろくおおみかみ) 信徒数概算 10万人程度
関連リンク MIHO Museum
教団の特色
世界救世教から分裂した教団のうちの1つ。世界救世教の開祖・岡田茂吉(1882-1955)逝去後、教会ごとに信徒を組織化するこれまでのやり方を変え、地区ごとに信徒を再配置する方針へと移行することになったのですが、信徒を数多く抱えていた教会はこの運営方針に従わず、教会ごと分離独立する例が多数ありました。この教団もそのうちの一つで、その前身は「世界救世教・秀明教会」です。
岡田茂吉系の教団(俗称・真光系)は全部で17〜20教団もあるといわれていますが、この教団は都会での宣教活動に力を入れているため、我々に最も近い真光系であるといえましょう。「真光」というのは本当は派生教団である「世界真光文明教団」や「崇教真光」のことを指す言葉らしいのですが、今では岡田茂吉系教団はみな真光系と呼ばれます。ちなみに、世界救世教の系列の中でも神慈秀明会の浄霊(手から出る光を体に当て、体と魂を浄化する行為)はそのやり方が他と違っているらしいですが、基本的には浄霊をはじめ薬や西洋医学の否定、自然農法などなど、世界救世教の教義をほぼそのまま引き継いでいます。世界救世教よりも資金的には潤っているようですが・・・

本部は滋賀県にあり、それはそれは立派な神殿を構えていますが、前述したとおりこの教団は都会における宣教活動に熱心で、大阪、名古屋、東京など都市部において布教勧誘活動をみることができます。

東京都内では渋谷のハチ公前や高田馬場、御茶ノ水駅前などで彼らは活動しています。駅前をふらふら歩いていたりハチ公前で待ち合わせのためにぼけーっとしていたりすると、「あなたの健康と幸せをいのらせてください」などといって近づいてくるのは、この教団の信徒が修行と勧誘活動を兼ねてやっているのです。あなたが面倒なことに関わりたくないなら、ここで決して彼らの誘いに乗ってはいけません。もしここで「はい」などと答えてしまおうものなら、それから数分間、あなたは大衆の面前で直立不動のまま目を閉じ合掌し、2〜3分もの間「浄霊」の儀式を受ける羽目になります。正直言って目を閉じていても周りの視線が痛いほど突き刺さり、大変恥ずかしいです。しかもそれで開放されることはまずなく、再び目を開けたときにはまわりに信者が2〜3人はいて、世田谷の桜新町にある東京本部に行こうとしつこく誘われます。いきなり本部直行を求められますので、これは大変危険です。単身でしかも心の準備もできていないまま敵陣に乗り込むのは「飛んで火に入る夏の虫」というものです。興味本位で軽はずみな行動をとると私のように後悔しますので、気をつけましょう。

私はある信者の方に勧誘され、桜新町(東急田園都市線)まで2度ほど出向いたことがあるのですが、桜新町にある東京本部は駅から遠く、その場所は住宅街の真っ只中にありました。しかも、本部という割には外見は民家風でありました。民家といっても建物はかなり広く、大きな「お屋敷」レベルの建物です。そこでは強制的に「お布施」と称して1000円とられ、申し訳程度にちょろちょろと流れる「聖水」で手を洗い、その後2階にあがって「教師」の資格をもつ信者から教団の教義の手ほどきを受けます。1000円とはいえ、まだ信者でもない人からお布施をとるというのは図々しいにもほどがあると思うのですが、どうでしょうか。
で、ここで岡田茂吉の話や教義についていろいろ聞かされるわけですが、この手ほどきは初日「第一講」、2日目「第二講」に分かれており、この2日間の講義を聴き終えたら信者になる権利が発生します。私が話を聞いた当時(1992年頃)は確か入信に際して40000円、その他「おひかり」を貰うのにまた別途お金がかかると聞いたように記憶しています。入信すると「第三講」が聞けるそうです。
まぁ、当時私は食事にも事欠くほど貧乏していましたので、胃袋を満足させてくれないものに数万円もだすわけもなく入信しませんでした。といっても相手はそう簡単に引き下がるわけがなく、断るにはかなりのエネルギーを必要とします。断っても断っても、浄霊により数々の奇蹟が起きるという話をしつこいくらいにされ、もういいかげんにしてくれ、とげんなりして自分の軽率な行動を深く反省したことを今でも思い出します。彼らは上層部から信者獲得数のノルマを言い渡されているのか、それはそれは鬼気迫る勧誘でした。また、勧誘に熱心なあまり多少視界が狭くなっており、とにかく浄霊による奇蹟(手かざしで癌が治っただの、アトピーがよくなっただのといった怪しさ満開の話ばかり・・・)をことさら強調し、浄霊がいかにすばらしいものであるかの説明に腐心していました。しかし宗教はそういった現世利益主義を説く場所ではないはずです。本来、宗教とは「心の拠り所」「人生の糧」になるべきではないのでしょうか。

といいつつ、今はあのときに比べ生活も幾分楽になりましたので、今再び勧誘されたなら「おひかり」のために数万円払ってもいいかも、などと考えています(ちっとも反省していないのであった・・・)。ちなみに「浄霊」を受けた結果ですけど、特に何にも感じず、体調に変化もありませんでした。人によっては下痢をしたり熱が出たり、突然口の中に甘味を感じたりするそうです。体調が悪くなるのは「浄霊」によって体の中の悪いものが外に出ようとするからであって、それはよい兆候なのだそうです。

【追記】以上は1998年時点の情報を元に書いたものですが、最近では都会での宣教活動もあまりみなくなりました。とりあえず献金の目的が達成され、信楽に立派な美術館(MIHO Museum)が完成したからだそうです。ちなみにこの美術館の総工費は260億円だそうです。もちろん、「MIHO」は会主様のお名前であります。
教団の発祥
宗教情報リサーチセンター(RIRC)「宗教教団情報データベース」より、沿革の項目を抜粋

1970年(昭和45年)3月世界救世教より離脱。
同年12月秀明教会を神慈秀明会と改名。
1983年(昭和58年)5月滋賀県信楽に神苑を完成。

教義については基本的に世界救世教と同じであるから省略する。また、以下に関連リンクをあげておく。

関連リンク
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