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【神戸】キリンビールは、CO2などの温室効果ガス排出削減への取り組みの一環として、神戸工場に自然エネルギーを利用した太陽光発電システムを導入し、6月29日から発電を開始した。同社では同日、専門紙記者を同工場に招き、完成発表会を開催した。また同日は、絶滅危惧種を育成し、レフュージアビオトープを表現するためのビニールハウス「グリーンハウス」の完成披露も行った。
今回の太陽光発電システムは、独立行政法人・新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO技術開発機構)の「太陽光発電新技術等フィールドテスト事業」の支援を受けて設置したもので、発電パネルは面積が約100平方mの太陽電池を採用し、それぞれ工場内のエントランス棟の屋上とビオトープ敷地内の2カ所に設置した。
同システムによる年間発電量は、工場見学の広報ゾーンで使用する年間電力使用量の約4%に相当する約1万9400kWhとなる。また、環境負荷低減効果は、CO2排出で約3・6tの削減となり、これは石油消費量に換算すると約1800Lに相当する。
完成発表会の中で、木村滋工場長は、「1997年に完成した当工場は、都市型工場ということから年間38万人が来場する。また、完成当初から、環境問題に積極的に取り組んでいる。これからも、今回の太陽光発電システムだけでなく、環境問題に対して新技術を導入していく」とあいさつした。また、山村宜之社会環境室室長、萩原秀人神戸工場副工場長兼環境安全室室長の両氏から、同社の環境の取り組みと工場設備の概要についてプレゼンテーションを行い、“1”省エネルギー“2”再資源化“3”自然環境保全“4”環境講座他への取り組み--を環境への取り組みの4つの柱として、今後も環境負荷低減を推進すると訴求した。
今後、同様のシステムの導入拡大を予定しており、同社の横浜工場、福岡工場、広島ブルワリーでも、2006年3月下旬の稼働を目指して準備を進めている。
【太陽光発電システム概要】▽設置場所=神戸工場(兵庫県神戸市北区赤松台2-1-1)▽数量=2式▽種類=標準型太陽電池1式、光透過型太陽電池1式