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<緑茶飲料特集記事>
清涼飲料市場で今年一番注目されるのが緑茶飲料商戦だ。トップブランドの伊藤園「お~いお茶」にキリンビバレッジの「生茶」が続く形がここ数年の構図となっていた。この市場構造が、昨年サントリーが発売した「伊右衛門」の大ヒットにより、大きく変化しつつある。「伊右衛門」は発売初年度の9カ月半で3420万ケースを達成し、「生茶」の昨年年間の販売数量3450万ケースに一気に近づいた。そして、ヒートアップする緑茶飲料商戦に続けとばかりに、コカ・コーラが「一(はじめ)」、アサヒ飲料が「若武者」を今年度の大型新商品として市場に投入した。
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伊藤園は、1985年に緑茶飲料「煎茶」を発売、1989年に現在の「お~いお茶」にネーミング変更した。同社が緑茶飲料を発売して20年間(1985年2月~2005年1月)で、累計販売本数が80億本を突破した(500MLペット換算)。今年は、緑茶飲料発売20周年を記念し、「お~いお茶」の販促・キャンペーン活動を積極的に展開する。
キリンビバレッジは、発売6年目を迎える「生茶」をリニューアルした。「本格生茶はじまる。」をキーワードに、香料を使用せず茶葉本来の旨さを残さず引き出して家でいれるお茶の旨さを再現。容器も、同社独自の技術で開発したオリジナルボトルを採用した。広告活動も、松嶋菜々子さんを起用したCMとともに街頭ポスターなどさまざまな場面で展開中だ。
緑茶飲料戦争の火付け役となったサントリーの「伊右衛門」は、清涼飲料新製品の初年度販売数量としては過去最多と推定される2600万ケースを発売7カ月で突破した。2005年度も、1-3月累計で1100万ケースを達成した。5月には「伊右衛門・新茶」を全国で季節限定発売、あわせてキャンペーンも展開するなど、さらに勢いを加速する。
日本コカ・コーラは、茶園農家が自家用として飲むために採用している製法に着目した「一」を3月から発売した。「今年の最重要商品として位置づけ、大々的なマーケティング活動を展開する」として、発売前から事前テレビCMを開始。さらに大々的なサンプリング活動やオープン懸賞など、茶園農家を舞台にした強力な導入キャンペーンを展開している。
アサヒ飲料の「若武者」は、“若き茶名人直伝のキレ味するどい、男の緑茶”を商品コンセプトに4月6日から発売した。ターゲットは、20代~30代の男性。広告宣伝活動では、業界初の試みとして、発売日が花見シーズンと重なることから、4月5、6日の両日、花見名所が多い同社本社の横を流れる隅田川で、高さ10mの巨大ペットボトル型バルーンを船に積載して運行した。
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市場全体はさらに拡大するのか、そして2位争いの結果は……。「GW明けには決着が着くのでは」(飲料メーカー広報担当者)との声も多く、目が離せない状況だ。