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清酒の需要長期低落が深刻化、本醸造・一般酒の立て直し急務

 日本酒造組合中央会がまとめた平成16年年間の全国清酒および焼酎乙類(本格焼酎)出荷状況によると、清酒は78万KLを出荷したが、前年比10%強減り、長期低落が深刻化し、まさに危機的様相を呈してる。わずかに純米酒のみが前年を上回ったが、清酒全体出荷数量の約90%を占める「本醸造酒と一般酒」の大幅マイナスが影響し、大変な事態に陥っており、今後、酒造業界は緊急に根本的対策を講ずる必要性が強まっている。特に、ボリュームゾーンの一般酒、本醸造酒の需要立て直しが焦眉の急であることは間違いない。一方、焼酎乙類の昨年の出荷状況は50万KLを超え、過去最高を更新し、依然として絶好調を持続している。

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 清酒中央会がまとめた、平成16年年間(1-12月)の全国清酒課税出荷数量(概数)は77万9791KL(石数換算=432万3千石)で、前年の87万970KL(482万8千石)に比し9万KL(約50万石)も減少し、減少率は10・5%となった。

 清酒の出荷数量のここ10年間の推移は、平成8年以降連続で前年比マイナスが続いており、長期低落が続いている。その中で昨年は、4月以降落ち込み幅が特に大きく、夏場は猛暑に見舞われ、秋から12月にかけては暖かいという気象条件にも恵まれず、しかも焼酎への需要シフトも重なり、清酒にとっては苦難の1年だった。

 全国都道府県別の出荷状況をみても、前年を上回っているのは神奈川県のみで、46都道府県が前年割れ、それも大幅な減少となっている。主産地の出荷状況(前年比)は、▽京都府=12万4411KLで8・5%減▽兵庫県=23万8710KLで10%減▽新潟県=5万5973KLで9・1%減▽福島県=2万2018KLで11・6%減▽秋田県=2万8950KLで12・7%減▽愛知県=2万8067KLで6・2%減▽広島県=2万440KLで11・9%減--と、軒並み減少している。

 タイプ別の出荷状況(前年比)は、▽吟醸酒=5万76KLで10・3%減(うち、純米吟醸酒は2万3901KLで7・6%減)▽純米酒=5万4270KLで0・8%の微増▽本醸造酒=9万3867KLで15・6%の大幅減▽一般酒=58万1579KLで10・5%減(うち、生酒は4万5859KLで9・2%減)--となり、純米酒のみが前年を上回った。また、特定名称酒(吟醸酒、純米酒、本醸造酒)の全清酒数量中に占める割合は25・4%で、ほぼ前年並み。

(掲載日:2005年02月10日)


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