スージーの食べて元気!! 8

★ドロシー&スージー コラボレーション企画E


8.冬・の・体・を・脱・ぎ・捨・て・よ・う! 

この冬は、インフルエンザや風邪をひいた人が多かったわね。ドロシーも、治ったと思ったらぶり返して、まさに鬼のカクランだわ。でも、季節の変わり目である今のほうが、もっと体調を崩しやすいの。春先は、冬バージョンの体から夏バージョンの体に切り替わる調整の時期でもあるので、スムーズに適応できないとホルモンバランスが崩れて免疫力も低下して、夏バテしやすくなるのよ。そこで、少しずつ冬仕様の体を脱いで慣らしていきましょう。

●春キャベツで胃腸の調子を整えて

若葉の頃は、体内でも病気の芽が出やすいので、体の代謝を活発にして調子を整えてくれるビタミン類を積極的に摂る必要があるの。体が自動車だとすると、タンパク質や脂質、糖質がガソリンで、ビタミンやミネラルはエンジンを動かすスパークプラグ。ですから、春にしっかり整備しておかないと走れなくなるわよ。

それには、まず胃腸の調子を整えること。春って、一年の間で最も消化器系の病気が発生しやすいんです。冬は体を動かさないし、全身の代謝も落ちているから胃腸に古くなった粘膜などが溜まって、それが腸で腐敗して毒素を出すの。そこで、毒素を出しやすくするために、ビタミン類を積極的に摂る必要があるわけなんです。

消化器の細胞は新陳代謝が活発で、2〜3日で新しい細胞に生まれ変わるの。ですから、傷ついた細胞もすぐに入れ代わるから、新陳代謝が良ければガン化しそうな細胞だって排除できるんです。元気の源は、なんてったって食事を美味しくいただくこと。そこで、胃腸を元気にしてくれるキャベツを食べましょう。

キャベツは「デザイナー・フーズ」といって、ガン予防に有効な成分を含んだ食品をリストアップした中で、頂点を極める野菜なの。おまけに、ビタミンCやK、カルシウムも多く含んでいるうえ、キャベツならではのビタミンUも豊富。ちょっと聞き慣れない物質だけど、別名を「キャベジン」といって、胃腸薬でお馴染みの成分です。

このビタミンUには、体内の傷ついた組織を修復する働きがあって、胃炎を抑えたり、胃潰瘍を予防する作用があるんです。また、肝機能もアップして肝臓に脂肪がつくのを防いでくれるので、柔らかくて美味しい今が旬の「春キャベツ」がおススメです。

●生で食べれば効果もアップ 

ビタミンUは比較的熱に強いので、加熱調理でも損なわれることは少ないけれど、ビタミンCやKは熱に弱いから効率よく栄養素を摂るには生が一番。加熱する場合は、スープのように汁ごと食べられる方法にすれば、無駄なく栄養補給ができます。でも、柔らかい春キャベツをサラダや浅漬けにして、シャキシャキ感を味わうのも春の味覚の一つでは? 特に浅漬けは、サラダよりもたくさん食べられるし、栄養の点でも優れているの。野菜に多いカロテンやビタミンB1、C、食物繊維などが、浅漬けにすると増えるのよ。同じ量でも、食べ方で変わるのが面白いでしょ。

先日も、ドロシーと「なぜか春になると、シャキシャキとした歯ごたえのある食べ物がほしくなるね」と話しながら、サラダや南蛮漬けを食べたところです。

キャベツというと、トンカツの添え物みたいに脇役扱いされるけど、ビタミンやミネラルの供給源だし、脂っこいものから胃腸を守ってくれたり、サッパリ感をくれるなど、いい仕事をしているので残さず食べてね。

●旬の野菜を食べればOK! 

実は、菜の花、タラの芽、フキノトウ、ウド、フキなどの春野菜には、冬の間に体内に溜まった毒素を消す作用があるんです。春野菜に多い「苦み」こそが、毒消し効果なんですから、自然ってよくできているものだわ。

ほかにも、胃腸を整える作用や食物繊維も豊富ですから、胃腸を刺激して腸をきれいにしてくれます。旬の食材には、その季節に体が必要とする栄養成分がちゃんと含まれているので、季節感を味わうことが大事なの。

春に体調を整えておけば、新陳代謝が活発になってますますダイエット効果も出やすくなるのだ。お散歩もしてるし、春野菜も堪能しているドロシ−と私は、すでにエンジン全開ですから、バリバリ走るわよ。お先に失礼!

※β-カロチンという英語読みが、カロテンとドイツ語読みに統一されるようなので、 今後、
  このコーナーで紹介する場合にも「カロテン」で表記を統一します。


<ドロシーの食いしん坊的一言>

スージーとの会話にもあるけど、陽射しが春めいてくるとシャキシャキやホロニガが美味しく感じられるので、冬のこっくりから、自然にメニューもそんなものが多くなります。私は「旬のものを旬の時期に」がモットーだけど、それって健康的にも正しいってことなのね!旬を知らないキャシーに、旬の野菜を教えてあげないと・・・。

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