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★ドロシー&スージー コラボレーション企画E

7.海・藻・の・ぬ・る・ぬ・る・パ・ワ・ー・不・思・議・発・見! 
先日、魚屋さんで何を買おうかと迷っていたら「最後の一皿だよ」と、おばさんの叫ぶ声が。それにつられて「もらった!」と叫んで見ると、なんと緑色の海藻が山盛り。どうやって食べるんだよ!食べ方なんて知らないよ!「そうだ、こういうときはドロシーに聞こう」というわけで電話したけど、結局いつものパターンで作ってもらい、私はただの食べる人。その時、野菜や海藻など「ぬるぬる・ねばねば」ものは、健康効果が高いという話になったわけ。そのパワーを知れば、きっとみんなも食べるに違いないのだ。
●ぬるぬるの正体は?
海藻類はノーカロリーなのに栄養のある食品で、その薬効は抗ガン効果、免疫力の増強、高血圧や動脈硬化の予防、肥満防止と挙げればキリがないほど頼りになるの。さすが、生命の源である海の恵みです。でも、分かっていながら意識しないと忘れてしまう地味な存在。
昔は、焼き海苔にワカメの味噌汁という朝食が定番だったけど、今は朝食抜きやパン食が多いから、夕食でヒジキや昆布だしの味噌汁、モズク酢などを食べないと、ほとんど摂る機会がないでしょ?最近は、ダイエット効果を期待して海藻サラダを口にする女性が増えているけど、ワンパターンなんで長続きしないみたいね。でも、食べることを習慣化して、毎日少しずつ摂るようにしましょうよ。
なぜなら、海藻類のぬるぬる成分は、実は水に溶ける水溶性食物繊維で、これにはフコイダンとアルギン酸などが含まれているの。フコイダンには、日本人に最も多い胃ガンの原因とされる、ピロリ菌が胃壁にくっつくのをブロックする働きがあるから、特にストレスを感じやすい人は摂ってほしい成分です。しかも、ガン細胞をアポトーシスといって、自殺に追い込む作用もあるので発ガン予防にも効果的。
アルギン酸は、高血圧を改善したり、悪玉コレステロールを減らして善玉コレステロールの減少を抑える働きがあるため、生活習慣病の予防になるの。また、最近の研究でO−157を殺菌する作用のあることも確認されたので、食中毒の多い時期には積極的に摂りたいのが海藻類というわけです。
●ミネラルの宝庫
現代人は、慢性的なミネラル不足に陥っているから、病気になりやすいといわれているんです。それは、昔は農薬や化学肥料を使わずに野菜を作っていたから、土も肥沃でミミズや体に良い微生物がいっぱいいて、そのおかげでミネラル豊富な野菜が収穫できていたの。でも、いまは土も傷めつけられているからパワー不足でミネラルの足りない野菜になってしまう。いくら有機農業に切り換えても、土自体がダメになっているから、いまさら堆肥を使ったところで気休めにしかならない。土が生き返るには何十年とかかるのよ。
ミネラルは、体内に存在する数千という酵素(デンプンを消化しやすくするのは、唾液に含まれるアミラーゼという酵素)と結合して活性化させ、食事で摂った栄養素を吸収しやすい成分につくり変える手助けをしているの。ですから、ミネラルが足りないと酵素が働けなくなって生理機能が低下して、健康が維持できなくなってしまう。とても生命とつながりの深い栄養素なんですよ。
こで、入院したりすると、生理食塩水が点滴されるわけ。ナトリウムやカリウムなどもミネラルだし、母なる海と同じような成分構成になっているんです。海水と私たちの体液って、とても似ているんですよ。
そんなミネラルが豊富に含まれる海藻類は、地味だけど不思議なパワーがたくさん隠されているもので、おにぎりに海苔を巻いたり、ご飯を炊くときに昆布を一切れ入れるとか、長続きするような方法で摂りましょう。
海藻類をよく食べる沖縄が長寿なのも、このぬるぬるパワーのおかげかも。でも、昆布などの海藻類がたくさん採れる北海道や東北よりも、採られない沖縄で一番利用されているなんて、これも不思議ですね。
●症状別食べ合わせ
●抵抗力が弱くて風邪をひきやすい人=ワカメがお勧めです。ミネラルバランスが良いうえ、意外にも?カロチンが多いので、油を使った調理法で?カロチンを引き出す食べ方をしてね。ずばり、ワカメと油揚げの味噌汁って理に適っているんです。
●顔や足がむくみやすい人=昆布が効果的です。むくみは、塩分を摂りすぎて体内に水分が溜まってしまった結果です。昆布には、ナトリウムと拮抗作用にあるカリウムが豊富に含まれているので、排出する手助けをしてくれます。でも、カリウムは水に溶ける性質のため、汁ごと食べられる料理にしてね。また、昆布の消化を促す良質のタンパク質と合わせて食べてくださいな。ずばり、豚汁や鍋物がお勧め。
●貧血ぎみの人=鉄分たっぷりのヒジキです。鉄分は、タンパク質とビタミンCを一緒に摂ると吸収率がアップするので、野菜や大豆製品、肉などをプラスして煮つけるなど、一工夫してね。
●骨を鍛えたい中高年=骨粗鬆症にはカルシウム豊富な海苔を。カルシウムの働きを調整するのがマグネシウムなので、この二つはセットで摂るべきです。市販のサプリメントも2対1で入っているはず。このバランスに優れているのが海苔というわけ。さらに吸収率を高めるには、乳製品やタンパク質、ビタミンDと一緒に摂ることです。
この間、ドロシーに自家製「海苔の佃煮」をいただいて、最初はご飯にかけて食べていたんだけど、パンに海苔の佃煮を塗って、その上にとろけるチーズを乗せて焼いてみたら結構イケタわよ。なんでもそうだけど、昔ながらの調理法って本当にスゴイですね。今でこそ科学的に食べ合わせが立証されてきたけど、当時はそんなことを知らずに経験的につくっていたわけだから、これぞ「日本の食文化」。おばあちゃんの知恵袋に感謝しましょう!
<ドロシーの食いしん坊的一言>
スージーも食物繊維のことを書いてるけど、栄養成分表を見ると、なんと食物繊維が一番豊富なのは寒天なんですよ。これは天草とい海草を煮出したエキスが材料だから当然だけど、ドリンク剤やサプリメントなどで食物繊維を補給する前に、寒天を使ったゼリーやところてんを食べてみてはいかが? ちなみに、ゼラチンは煮こごりになるのと同じ骨の髄の成分で作るので、寒天とは別物です。
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