スージーの食べて元気!! 10

★ドロシー&スージー コラボレーション企画G



10.梅・雨・時・は・殺・菌・効・果・の・高・い・食・べ・物・を! 

昨年の初夏、肉ジャガを作ったまま放置してしまい、翌日の晩に食べようと思って鍋の蓋を開けたら……。キャーッ!ここから先は言えやしないよ。鍋一杯分のゴミの山が完成した、とだけ言っておきましょう。これからの季節は、うっかり冷蔵庫に入れ忘れたり、加熱してあるから大丈夫と思って食べると、食中毒を起こしてしまうから食べ物の保存には注意しないと!

●薬味とは読んで字の如し

先日、ドロシー宅でキャシーたちと食事をしていた際、食品の賞味期限の話になったの。あれは何日位、これは封を切っても何日は大丈夫と言いながら、最終的には「自分の目で変色などを確認して、鼻でクンクンするのが一番」という結論に達しました。原始的だけど、やはり人間の五感で判断するのが確実なのよね。しかーし、花粉症の私は、自分の鼻が信用できないのだ。心配なときは、ドロシーにクンクンしてもらうしかないわ!


そこで、冷蔵庫がなかった昔は大変だったと思って調べてみたら、おにぎりを握った後に炭火で焼いて細菌を殺したり、竹の皮の防腐効果や殺菌効果を利用して包むなど、自然の薬効をうまく活用していたんですって。ところが、現在はラップやアルミ箔で包んでしまうために水蒸気が中にこもって、細菌の繁殖がしやすいそうです。つまり、手で握らないコンビニのおにぎりのほうが安全というわけ。

でも、私たちが何気なく口にしているものにも、病原菌を殺す働きのあるものはいっぱいあるので、それを食べて食中毒を予防すれば良いのよ。


例えば、タマネギ、ニンニク、ラディッシュ、ネギなどにはアリシンという自然の抗生物質が含まれていて、腸内の善玉菌を減らすことなく病原菌を殺す働きがあるの。また、シソやショウガ、トウガラシ、梅、ラッキョウなども殺菌効果が高いから、これらを積極的に食べるようにして予防するわけ。どうですか?ピンと来た人もいるでしょ!

そうなのよね。お刺し身のツマや、お寿司なんかで見かけるものばかり。生魚に当たらないようにショウガやワサビ、シソなどを添えて、抗菌効果の高いお酢の入ったシャリ、腐敗を防ぐお醤油、殺菌効果のあるアガリ。昔の人の食経験から生まれた工夫は、本当に無駄がない!

「薬味」とはよく言ったものだわ。添え物と思っているものにも意味があるので、残さずに食べましょうね。

●腸内のバリア機能を強化

いくら殺菌効果の高いものを摂っても、体の抵抗力が低下していたら細菌感染してしまうから、腸内細菌のバランスを整えておくことも必要よ。腸にはいろいろな細菌がいるから、バランスが良いと抗生物質を生産して病原菌を退治してくれるの。自前の抗生物質なら安全でしょ。

でも、腸内環境が悪くて悪玉菌が多いと、腸内のバリア機能が弱まって細菌感染、つまり食中毒を起こしやすくしてしまう。日頃から、腸内バリアを強化しておかないとね。

それには、前にもお話しした腸内の善玉菌を増やすヨーグルトや乳酸菌食品、味噌などの大豆製品を摂ったり、不溶性の食物繊維を摂って腐敗便を腸に溜めないようにすること。また、α−リノレン酸を摂ることも大切よ。これは、サバやサンマ、イワシなどの青魚に多く含まれる物質で、体内ではEPAやDHAに変化して腸の炎症を防いでくれるの。

EPAはエイコサペンタエン酸といって、サラサラ血にしたり、高血圧や動脈硬化予防、コレステロールや中性脂肪を減少することで知られているもの。DHAはドコサヘキサエン酸といって、脳の神経細胞を活性化することで頭を良くするといわれるほか、発ガンや痴呆症、動脈硬化予防、血中コレステロール濃度を低下することでも知られているもの。青魚は、とにかく健康効果が高いのでオススメよ。

そういえば、お魚を煮るときも、生臭さを取るためにショウガやネギなどを入れたり、薬味を添えるけど、これって食べ合わせの面でも理に適っていたのね。

ということは、食中毒予防には和食が最適だわ。悪玉菌を増やしやすい肉類を避けて、自然の薬効をフルに活用した「和」を堪能しましょう。

そうだ!今度、手巻き寿司パーティーをしませんか?ドロシー姉さーん!食いしん坊のキャシー!


<ドロシーの食いしん坊的一言>

私も先日外食した折に食べたものに「ビンゴ!」の大当たりしたらしく、その夜は大変でした。真夏の時期は作るほうも注意するのでしょうけど、逆にその前の時期って油断しちゃうんでしょうね。香味野菜は、味を引き立ててくれるので良く使うのですが、真夏前の時期には食中毒予防のためにも使いたい食材ですね。


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