Amateur Radio club    J E 2 Z B Z
 豊田合成株式会社 アマチュア無線クラブ  TOYODA GOSEI CO.,LTD.
  
 顧問 (JA2MBL) 太田 光一


       豊田合成アマチュア無線クラブについて                  
  

 2010年3月、新生「豊田合成アマチュア無線クラブ」が発足しました。
これまで永年、同好会として活躍してきました。
 ご存じないかもしれませんが、部室(といっても通信施設が主体)は、本社
ビルの屋上にあります。夏は暑く、冬は寒いのが難点ですが、10年以上クラ
ブ員が保守を行い、何とか正常に機能しています。

 特にクラブ員のみならず、近隣のアマチュア無線家にも使用していただける
よう、1200MHz帯のリピーター無線局の免許も取得し、運用しています。

リピーターとは、各個人の電波を本社屋上で一旦受信し、周波数を変えて、
強力な電波に変換し、遠くの人と通信することが出来るようにするシステムで、
日本全国でも数えるほどしか運営されていません。当然、災害時には大きな力
を発揮することが期待されています。

 今後は、アマチュア無線の醍醐味である、未知の人々との交信や、海外を含
め、より多くの人との交信を競い合うコンテスト等にも参加し、研鑽に努めて
いきます。


 私自身、14歳でアマチュア無線の免許を取得し、それ以来この世界にとっ
ぷりつかっています。当時知り合った仲間とは今も毎週のように懇談し、コー
ヒーを飲みに行ったり、食事を共にしたりしています。

 昔は、今のように何でも既製品が手に入る時代ではなく、ほとんどの人が真
空管やら、抵抗、コンデンサーといった部品を購入し、手作りで無線機を製作
していました。特に部品は名古屋では十分でなく、東京の秋葉原に買出しに行
きました。初代アキバ系といっても過言ではありません。

 その後徐々に無線機の性能も上がり、アンテナも巨大なものを使用する様に
なりました。すると海外の人との交信が可能になり、見ず知らずの米人と心臓
をどきどきさせながら、片言の英語で話をしたことを鮮明に記憶しています。
これが病み付きで、高校3年間は寝る時間を惜しんで100か国以上の人と、
延べ数千回交信しました。これぞ、アマチュア無線の醍醐味と思っています。

 時代と共に、携帯電話が当たり前になり、アマチュア無線家人口は減りまし
た。しかし、デジタルではなく、極めてアナログで、偶然性が主体の世界も、
いいものです。

 是非、若い方々に入部していただきたいと思っています。

  
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