泣く泣くお菓子を我慢し、夕食時間を待って食堂へ移動する。
「木兵衛さ〜ん。 今日のメニュー何?」
「あ〜、待ちに待った夕食たい」
「ホンマ、腹減って腹と背中くっつきそうや」
食べ盛りには、短い時間でも、チョットきつかったらしい。 早く早くと木兵衛をせかした。
「へいへい、ただいま!」
元気よく木兵衛が夕食を運んできて配膳する。 どうやら、今日はゲテモノはないらしい。 ホッとする5人だった。
「いっただっきま〜す♪」
「ん、美味いワ♪」
「生き返るたい」
豹馬・十三・大作は食事をどんどん平らげていく。 ちずると小介はユックリ味わっていた。
「そう言えば皆さん、聞きてぇ事があるんですが … 」
木兵衛が遠慮がちに話しかけてきた。
「何や?」
「いやぁ、噂で聞いんでやすが … 。 コネクションで “出る” ってホントですかい?」
「「「「「出るぅ?!」」」」」









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