side 葵 豹馬
あんなに激しかった対キャンベル戦争は、終わりを告げた。
キャンベル星本星でのクーデター。 平和派のキャンベル星人が起こした。
キャンベル星人にも平和派なんていたんだな。 キャンベル星人はみんな好戦的なのかと思ってたぜ。
まぁ、あんなキャンベル星人しか俺達は知らなかったから無理ねぇかも知れねぇけど … 地球人だって同じなんだから、思いつくべきだったよな。 チョット反省しなけりゃな。
待ち望んだ平和。
キャンベル星も平和派の人達が政権を握った事で、平和への道を歩み始めた。
これって、 “大団円” ってヤツだよな♪ 双方丸く収まって、めでたしめでたしだ。
でも、世界中がキャンベル星人の攻撃で酷い有様だ。
“元通りの平和” になるには、まだまだ時間が掛かるが、取りあえず、攻撃による命の心配はなくなったからな。
平和になれば、必要ない兵器。 それは、コン・バトラーも同じ。 そして、その操縦者である俺達も … 。
バトルチームは解散した。
もし、また好戦的なキャンベル星人みたいな驚異が現れたら、勿論また集合するさ。
それぞれの故郷に帰って、復興に尽力する事になった。
十三は大阪に。
大作は熊本に。
小介は北海道に。
俺は、ちずると一緒に残った。
ってか、俺には帰る場所なんか無いからな。 これからは、コネクションが俺の帰る場所になる。
俺が出来る事は、そう無いかも知れねぇけど、出来る事を片っ端からやってくぜ!
ん〜、取りあえず、ちずると二人っきりのデートでもしてみるか////
* 作者の言い訳 *
最終話の最後の方あたりが元ネタですかね。
豹馬があのまま素直にコネクションに残ったかどうかは、ちと疑問が残る所ですが、私の願望という事で(^▽^;
どのみち、あの見送りのシーンで豹馬がちずると一緒に見送る方になるのは、もともと豹馬が関東の人間だからですよね。
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