side ガルーダ
過当な地球人に連敗を期して、母上からの叱咤も日に日に強くなる。
それはそうだろう。 私の失敗のせいで、母上は恥をかき続けている。 本当に申し訳ない … 。
まさか、ココまでの抵抗を受けるとは思わなかった。 アッサリ侵略できる物と高をくくっていた。
地球人にコン・バトラーVを作るような技術があるとは … 全く持って不覚だった。
これ以上、生き恥はさらせない。 母上の顔に泥を塗る事も出来ない。
今までの責任と、地球侵略をしやすくする一石二鳥の方法 … 葵豹馬との一騎打ち!
自分が倒れようとも、必ず豹馬を倒す!
コレは血戦だ! お互いキャンベル星と地球を背負い、お互いの血で剣を濡らす血戦だ!
豹馬を倒せば、コン・バトラーの操縦者が1人減るのだ。 そこがチャンスだ。
私が倒れても生き延びても、地球が侵略できれば名誉は回復できる。 母上にも顔向けが出来よう。
止めるなミーア!
女のお前には分からぬかも知れんな。
私は、やらねばならぬのだ。 キャンベル星のため、母上のため、そして何より自分自身のために!
さぁ、行くぞ。 グレイドンを出せ。
豹馬の首を取ってくれようぞ。
* 作者の言い訳 *
ガルーダ側から見た 【第12話 決闘! 豹馬対ガルーダ】 です。
誇り高い戦士 … と言えば良く聞こえるけど、別の話では結構卑怯な事、卑劣な事やってたりするんだよね、ガルーダは。
この時は、 “誇り” がガルーダの中では一番上にあったらしいけど。
いつでもそうなろうよ(笑)
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