30のお題 No,23 「攻撃」





side  四ッ谷 博士



 とうとう見つけた。
 キャンベル星人の秘密基地。
 ココを叩けば、この戦いに終止符を打てるだろう。

 外見がケンタウルスに似たドレイ獣。 危ない所まで追いつめられた。
 今までとは違う、鬼気迫るような攻撃。 何か信念があるドレイ獣だったのかも知れん。
 ギリギリの所で逆転勝利。 全身に武器があるコン・バトラーだからこそ、逆転できた。
 あの位置にビックブラストがなければ、あれ以上の攻撃は出来ず、逆転は無かったろう。
 その時現れたグレイドン。 アレには敵将軍ガルーダが乗っているはず。
 コレ幸いと豹馬が攻撃目標をグレイドンに変える。 超電磁竜巻で拘束、スピンを放つ。
 しかし、例のドレイ獣がグレイドンを庇うようにスピンを放つコン・バトラーに体当たりしてきた。 あんな状態になりながらも、何という執念。
 今までのドレイ獣と違うと感じたのは気のせいでは無かったな。

 グレイドンは仕留め損なったものの、超電磁竜巻の影響か、いつもなら姿を消して引き上げていくグレイドンが姿を消さない。 いや、姿を消せないといった方が正しいか。
 チャンスだ!
 あいつを追いかければ敵の秘密基地を突き止められる!
 頼むぞ小介。 クラフトの探知能力をフル稼働だ!
 コン・バトラーの修理が済み次第、敵基地に総攻撃だ!
 願わくば、今日でこの戦争を終わらせるために … 。




* 作者の言い訳 *
 【第25話 大将軍ガルーダの悲劇】 からのネタです。
 もし、出撃したのがミーアではなく、ギルアやナルアだったらガルーダは高みの見物していたかも知れません。
 「勝てば儲け物」 くらいの感じ?
 でも、ミーアだったから … ひょっとしたら、ガルーダはミーアに気があったのかも知れないですね。 気づいてなかっただけで。


by 忍 翔蘭





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