side 南原 ちずる
コレって、勝ったと考えて良いのかしら?
ジャネラのマグマ獣を討ち果たしたけど、ジャネラの切り札が作動して … 。
自分達の手で地球を護りきれなかった。 ソレがとても悔しい。
天から舞い降りた救いの手。
あたし達をあれほど苦しめた同じキャンベル星から来たというのが皮肉よね。
助かった事を喜びながらも、ちょっぴり納得いかない。
そんな気持ちをくすぶらせていたら、意外な事実。
今回のデウスの出現は、まさにあたし達の実力が引き寄せたものだったの。
思っていた以上に抵抗したあたし達地球勢力に対して、キャンベル星側は多くの時間を割き目を向けていた。
それが、政治犯として囚われていた平和派の人達にクーデターのチャンスを与えたらしいの。 デウスから随分感謝されたわ。
今までキャンベル星人と言えば、戦い撃退する対象だったけど、こうして感謝されたりするなんて。 ちょっと複雑。
でも、コレで戦いも終わりなのね。
色々あったけど、最終的に、やっぱりあたし達は “勝利” したのよ。
他のみんなもスッキリしたみたい。
さぁ、これからも大変よ。
戦いが終わっても、やる事たくさんあるんだから。
まずは … コネクション跡地の整地かしら?(笑)
* 作者の言い訳 *
最終回ネタです。
デウスが来て助けてくれた事は、豹馬達が引き寄せた “運” かも知れないと思って。
余所にばかり目を向けてたら、足下忘れてって感じじゃないかと。
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