T/Sパラメーター(Re ,Fs, Qes, Qms, Qts) を調べる

ステップ1 「周波 対 インピーダンス特性を測定する」

まず最初に、フリーエア状態で測定したインピーダンス特性カーブとT-Sパラメーターの関係を下図に示しておきます

(参考文献:Joeseph D'Appolito著 "Testing Loudspeakers")


ステップ2 「T-Sパラメーターを求める」

Analog Discovery2FRAplusS11 測定アダプターで直接インピーダンスカーブの測定値を得られる方は、上式に従って計算すれば良い訳ですが、プログラムtheile.exeは、標 準的な測定機材を使って、パラメーターを求める方のために、これらの計算を支援するものです。

測定方法:

ステップ3 「能率バンドワイズ積を求める」

ここで得られたFsとQesから、そのユニットの向いてる用途を知ることができます、方法はFsをQesで割ったEBP値(Efficiency Bandwidth Product:能率バンドワイズ積)を計算します。

EBP = Fs/Qes


ステップ4 「デザインの指針を判断する」

上式で計算した結果をもとにして、得体がしれないユニットを入手したときや、T-Sパラメー ターが公開されていないユニットを使うざるお得ないときに、適切なエンクロージャータイプを選択する材料にし、ユニットに合ったデザインをしましょう。