基礎編>遺伝子記号>遺伝子記号/毛色等の表記方法

遺伝子には世界共通の記号がつけられています。
海外のハムブリーダーサイトなどでは当たり前のように遺伝子記号が使われているので、
グローバルにネットサーフィンするハム飼いさんは覚えておくといいと思います。
っつーか、○とか使ってる親切(?)サイトはたぶんウチだけです。

 遺伝子記号

遺伝子の名前の頭文字などからとった1〜2文字のアルファベットの大文字と小文字を書き分けることで、
遺伝子をどのように持っているのかを書き表します。

毛色等についても遺伝子記号で表記することができます。
簡潔で、どんな遺伝子でできてるか一目瞭然なので、慣れるととっても便利なのです。

当コンテンツで今までとかとかで表記していたものを記号に置き換えるだけなので、
そう難しく捉える必要はないです。

遺伝記号表記のルール

遺伝子記号表記には大原則があります。
劣性と優性とで書き方が異なり、また「持っていない」を書き表す場合はその逆になります。

  持っている 持っていない どっちでもいい
優性 1文字めを大文字
2文字めを小文字
すべて小文字 _(アンダーバー)
劣性 すべて小文字 1文字めを大文字
2文字めを小文字
_(アンダーバー)


<例>
シルバーグレー遺伝子(優性)
持っている 持っていない
Sg sg
 
黒目クリーム遺伝子(劣性)
持っている 持っていない
e E


 毛色等の表記方法

毛色等を表記する時は、遺伝子は1種類につき2つで1組の考え方から、遺伝子記号を2つ並べて書きます。

劣性の遺伝子からできている毛色等の場合、その遺伝子を2つ持っていないと毛色等として表れないため、
「持っている」×2つということで、小文字が2つ並びます。
  <劣性の毛色等の表記例>
黒目クリーム シナモン 赤目クリーム 長毛
ee pp eepp ll


優性の遺伝子からできている毛色等の場合、ホモ(2つ持っている)かヘテロ(1つだけ持っている)かによって書き方が異なります。
ホモは「持っている」×2、ヘテロは「持っている」+「持っていない」と書きます。
ホモでもヘテロでもどっちでもいい場合、「持っている」+「どっちでもいい」と書きます。
  <優性の毛色等の表記例>
シルバーグレー
(ホモ)
シルバーグレー
(ヘテロ)
シルバーグレー
(どっちでもいい)
SgSg Sgsg Sg_


ノーマルは、どの遺伝子も持っていないので「++」と書いたりしますが、
他の毛色等と対比する場合(マス目表作成のための遺伝子型調整など)、
その毛色等の遺伝子の「持っていない」×2で表記します。
   <ノーマルの表記例>
通常 黒目クリームに
対するゴールデン
バンデッドに
対するぶちなし
++ EE baba


遺伝子記号や表記方法を覚えるためには、とにかく書いてみること。
飼育しているシリアンたちの毛色等を記号で書いてみましょう。

遺伝子記号一覧→コチラ 毛色の遺伝子型一覧→コチラ

黒目クリーム
(ee)
ゴールデン・バンデッド
(++Ba_)
ゴールデン・長毛
(++ll)
ダヴ・ドミナントスポットバンデッド・長毛
(aappDsdsBa_ll)