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マス目表 |
○や矢印を使って両親の持つ遺伝子と仔ハムの毛色等の関係を図に描くのは限界があります。
遺伝子の種類が多いほど図は複雑になり、矢印がこんがらがってしまいます。
そこで、便利なのがマス目表。
表で父ハムと母ハムの全ての配偶子を合体させた組み合わせが、生まれてくる仔ハムの遺伝子型候補です。
(父ハムと母ハムの縦横はどっちでもOK)
父ハムの配偶子1 | 父ハムの配偶子2 | ・・・ | |
母ハムの配偶子1 | 父ハムの配偶子1+母ハムの配偶子1 | 父ハムの配偶子2+母ハムの配偶子1 | ・・・ |
母ハムの配偶子2 | 父ハムの配偶子1+母ハムの配偶子2 | 父ハムの配偶子2+母ハムの配偶子2 | ・・・ |
・・・ | ・・・ | ・・・ | ・・・ |
前ページの【例1】〜【例3】をマス目表で書くと、とってもシンプルになります。
【例1】黒目クリーム×ゴールデン (他の遺伝子なし) |
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父ハムの配偶子 | ||
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母ハムの配偶子 | ![]() |
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【例2】ゴールデン(黒目クリーム1)×黒目クリーム | |||
父ハムの配偶子 | |||
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母ハムの配偶子 | ![]() |
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【例3】ゴールデン(黒目クリーム1)同士 | |||
父ハムの配偶子 | |||
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母ハムの配偶子 | ![]() |
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マス目表作成時の遺伝子型調整 |
マス目表を書く時、ちょっと気をつけなければならないことがあります。
【例1】の母ハムは毛色等の遺伝子も何も持っていないけれど、マス目表をブランクにしていません。
を書き入れていますが、これは黒目クリームに対しての「なし」を意味しています。
両親ハムがそれぞれ違う種類の遺伝子を持っている場合、片方の親のみが持つ遺伝子について、
もう片方の親の遺伝子型に、その遺伝子の「なし」を2つ書き加えて調整する必要があります。
配偶子についても「なし」が1つ加わることになります。例えばこんな感じ。↓
父ハム![]() |
母ハム![]() |
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表現型 | ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() |
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調整後 遺伝子型 |
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配偶子 | ![]() ![]() ![]() |
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仔ハムの 遺伝子型 |
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なぜかというと、遺伝子は1種類につき2つで1組であり、「なし」を書かないと仔ハムの遺伝子が1組にならないのです。
(ただし、毛色予想などでその遺伝子が明らかに影響を及ぼさない場合、両親の配偶子から省略することは可です★)
親の遺伝子型も仔ハムの遺伝子型も必ず2の倍数であることをを忘れずに。
★やってるうちにわかってくると思うので、詳しい説明は省きます。
遺伝子記号とマス目表 |
さらに、○もやめて遺伝子記号にすると、もっとシンプルになります。
黒目クリーム「あり=e」、「なし=E」なので、=e、
=Eに置き換えるだけでOK。
【例1】黒目クリーム(ee)×ゴールデン(EE) | ||
母ハムの配偶子 | ||
E | ||
父ハムの配偶子 | e | Ee |
【例2】ゴールデン(Ee)×黒目クリーム(ee) | ||
母ハムの配偶子 | ||
e | ||
父ハムの配偶子 | e | ee |
E | Ee |
【例3】ゴールデン(Ee)同士 | |||
母ハムの配偶子 | |||
e | E | ||
父ハムの配偶子 | e | ee | Ee |
E | Ee | EE |