レーシングチーム大平走行会('98 3月)
今年の走り初めは3月22日、スポーツランドSUGOにて行われた「レーシングチーム大平(おおひら)」主催の走行会となりました。このチームとは以前ウチのガソリンスタンドと組んでレースをやっていたという繋がりがあり、毎回窓口としてお客さんを連れて行く恒例イベントになっています。今回は告知が早く、しかも連休中ということもあって、久しぶりに地元の連中が大勢走ることになり、私も2年ぶりにエントリーしました。
冬の間シコシコと塗装した純正リップ@☆管理人謹製(もはや貴重品!☆クンありがとね!)と、二日前にやっと入荷したポテンザ711・14インチを組みこみ、さあ明日は!という晩になってなんと大雪! 前夜に我が家まで到着して一緒に行くことになっていた十和田の桜田ダンナは、お昼の時点でギブアップの連絡。完全に諦めて床についたのです・・が、朝起きてみると、リップを擦りながらなら走れる程度に轍部分が溶けています。南国仙台に行くんだからと(私は岩手県南の住人です)ドリドリしながら(^^;出発しました。仙台市内に入ってから吹雪くというアクシデントに見舞われながらも、無事SUGOに到着してみれば、嬉しいことにコースはドライ。主催者との挨拶もそこそこにスケジュールを前倒しして走りはじめることにしました。ここは専有走行会の強みです。
受付を終了したところで台数が少ないことも確認され、期待通りにクラス分けを中止しての「4時間ぶっ通 し好きなだけ走りましょう」走行会と決まりました!スペアのブレーキパッドやエンジンオイルもばっちりです。コースオープンと同時にスタート!・・・・ですが、今回のエントラントで自分のクルマが最小馬力!と気がつきました。周りはフルチューニングNSX−R数台(ウイングと快音がぁぁ!)、GT−R十数台、歴代ランエボ、インテR&シビックR数台、おまけはカレラRS&レーシングポルシェ軍団・・・。関東勢に数台ロードスターがいましたが、ドロドロとアイドリングを響かせるターボ車だったり、内装が無いスパルタン仕様だったり・・。「おおっ!あれはジネッタG12!」などと開き直りだけは早いままゆっくりと周回し始めます。が、路面 温度が低い!まるっきりグリップしないのはすぐ確認できましたが、10周以上走ってもエア圧がちっとも上がらない!それどころかタイヤを触ると思い切り冷たいではないですか!?ハイパワーFRとRR軍団はスピンの応酬です。ここまでくるとGT−RもただのFR(笑)。走り放題といいながら、1時間おきに赤旗中断となる始末。これは適度な休憩です(^^)。あまりの寒さにクルマの外には出られませんが・・・。
自己ベストの15秒落ちというとんでもないペースで周回を重ねますが、ここでふと気づきました。「ブレーキのタッチが出て来ない。」冬眠で真っ赤に錆びたディスクはスローペースでは復活してくれないようです(情けな!)。これじゃエア抜きの準備一式なんてしてこなくても同じですね。そしてロードスターならではの悩みも。この日は蔵王から吹き下ろす強烈な西風でした。SUGOをご存じの方は想像して下さい。レインボーコーナークリッピングへノーズを向け、バックストレッチへ立ち上がるまさにその瞬間・・・・ボディ右下から風が!!毎周回タイヤ2本分飛ばされながら走ってました・・・・これと同じ感覚で2コーナーの立ち上がりも風にやられてしまいました。それにバックストレッチでも全く直進しません。こんなに真剣にステアリングを修正しながら「真っ直ぐ」走るのは、初めて高速道路を走った時以来かもしれません。その横を4駆軍団がものすごい勢いで抜いていきます。初めて羨ましいと思いましたね(^^) せっかく取り付けたリップも効果 を確認するどころではありません。ハードトップを付けたときに起こる、バックストレッチ後半でのフロントの浮き上がり感が少なくなることを期待していたんですが。(ダウンフォースなんてたいそうな物は期待しておりません:笑)
新しく履いたポテンザRE711も、あまりの寒さにハイグリップタイヤらしさも出ないままでしたが、きちんとした加重には良く答えてくれました。実は街乗りでの第一印象で、舵角に対するCP(コーナーリングパワー)の出方がとてもリニアだなあ、というのがありました。イコール、ヘタクソには「切りすぎがすぐに伝わってくる」と思っていました。それが今回のコンディションでは、ゆっくりしたペースでタイヤグリップを頼りにした加重の掛け方では、ある舵角からは一気に腰砕けするだけ!そのままアンダーを出してダラダラと流れてしまいます。ところがあとで書いているように、最後にグリップが出て普段のペースでコーナーに突っ込めるようになると、腰砕け感が急に感じられなくなるのです。ロードスターというクルマですから、前後バランスに気を付けた加重をイメージすると、面 白いように粘りが出るのです。私はレーシングスピードに対して免疫が無いので(^^)気合一発!の突っ込みが必要なようです。ちょっとでも気を抜いてコーナーに入ると、とたんにアンダー(笑)。ベストマッチと考えているポテンザダグとは正反対の性格ですね。(ダグは加重によって勝手にドリフトを初め、勝手にコントロールしてくれるタイヤでした^_^;)
燃費も予想以上に良く、ガソリン携行缶の出番は残り40分となったところでした。赤旗を利用してのピットでしたが、その最後の周はけっこうなグリップ感が出てきていました。エアを再度調整し、赤旗解除と同時に真っ先にコースイン!1周様子を見るとこれはいけそうです。徐々にペースを上げていきます。あれだけ手こずったのがウソのように5秒単位 で縮まっていき、すぐに普段の巡航タイムまで詰めることが出来ました。さあ、タップリと温存した(^^)ブレーキフルードの出番です。追いついてきたGT-R軍団も、ブレーキングからコーナーに掛けては抜かせることはできません。これだけ悪コンディションだと、何カ所かはコーナーリングスピードに大差はないようです。ストレートエンドで抜かれたGT-Rなどは、100メートル近くブレーキングポイントが違うために結構追突の恐怖があるんですね。
最近RCM(ロードスターサーキットミーティング)でワンメイクという楽な環境でばかり走っていたため、走り始めのころはミラーチェックの忙しさに、最後は抜かせるタイミングの難しさにと、ちょっと新鮮な楽しみ方ができました。絡んできたハイパワー車は、運悪く私のクルマにストレートエンドで追いついてしまうと→ブレーキングで少し離され→大差無いコーナーリングスピードに惑わされ→出口で踏みすぎてスピン・・・・多かったですねー。意地悪いようですが結構痛快です!ロードスター乗りの楽しみです!(悪魔〜^^;)なーんて言いながら、恥ずかしくてベストタイムはお教えできませんけど・・・。そうして無事、4時間の走行は終わりました。
私はトータルで59周!走ることが出来ました。一番多い人で68周!だそうです。(そしてトップクラスのタイムは1分40秒・・・次元が違いすぎます)これだけ走れれば、時間に追われずに色々なことが試せます。セッティングにラインの研究に等々。興味を持った方は連絡下さい。次回はお盆を予定しているようです。真夏ですから暑さ対策を万全に。オイルクーラーはあった方が良いでしょう。今回私のクルマは120度ちょっとまでしか(!?)上がりませんでしたから、時々クールダウンしながら連続走行してしまいました。それから、クルマの冷却系はもちろんですが人間の方も忘れずにね!
追伸:帰り道は県境でアイスバーン(^^) なんとか積もる前に家までたどり着きました。タイヤを積めるクルマが羨ましい!! そうそう、「積車」というのも可能ならばオススメしますよ。>目撃者は語る(笑)