財政難で学童保育の危機
共働きの家庭などを支えている民間の学童保育がいま、運営の危機に直面しています。札幌市が財政難で助成金を削減するためです。
札幌・東区にある、民間の学童保育所。学校が終わると、共働きの家庭や母子家庭の子供たちが集まり、夕方までの時間を過ごします。しかし今、子供たちの笑顔に影を落とす、ある問題が浮上しています。
札幌市が、民間の学童保育所への助成金を来年度から削減する方針ー。理由は、市の財政難です。
(もりもり元気クラブ・榊原光治指導員)「この仕事が続けられなくなると思いました」「ここが無くなるのは、子供たちの成長にとって大変なことになると思う」
この学童保育所に通うこどもは月1万4500円を払っています。仮に助成金が3割削減されると、保育料は2万円以上になるといいます。
きのう、民間施設の指導員や親たちが市と話し合う場をもち、保育料の負担増や、指導員の待遇悪化を訴えましたが、話し合いは平行線に終わりました。
(札幌市学童保育連絡協議会・菊地千佳子会長)「今までも(保護者は)負担を強いられている。それ以上の上乗せはどうしてもおかしい」
札幌市では、国の基準より多く助成金を支給していた経緯があり、それを国の基準に下げる考えで、理解を求めています。
(札幌市子供未来局・三井一敏 子ども企画課長)「「この厳しい時代、どんな商売も努力、削減そんな中でさらなる経営、運営努力をお願いしたい」
小学校一校あたり一ヶ所必要と言われる学童保育は、現在、およそ30ヶ所で民間施設が支えています。その運営が危機を迎えています。
(2007年11月7日(水)「どさんこワイド180」)