TOP    1.OOPS(ウップス) 2.ADXギャッパー 3.First 1 Hour Range Break 4.オシレーター系指標を利用した売買法

1.OOPS(ウップス)
 15年ほど前にラリー・ウイリアムズにより紹介された手法です。

(1) 買いのルール
 今日の始値が前日の安値よりも安く始まり、前日の安値を上抜いたら買い。
(2) 売りのルール
 今日の始値が前日の高値よりも高く始まり、前日の高値を下抜いたら売り。



 以上のように非常にシンプルなロジックですが、数多くのマーケットでいまだに有効な手法です。
 前日が陽線であったか、陰線であったか、ATR(AverageTrue Range)の値などでフィルターをかけると成績が向上します。
 またプロのディーラーが売買代金の多い銘柄に対して自動売買の条件に組み込んでいる場合もあり、条件発生後に急騰(または急落)することがよくあります。私の場合はウップス条件が発生する瞬間に仕込み、追随してくる勢いを利用して利益を確保するスタンスを取っています。

 なお、手仕舞いは各個人の判断によりますが、主なものは次の通りです。
(1) 目標利益達成
(2) 急騰後の急落シグナル(売り仕掛けの場合、急落後の急騰シグナル)
(3) ウップスが発生したにも関わらず、逆の値動きをした
(4) 当日の大引け
(5) 翌日の寄り付き(デイトレでは例外。何らかの材料が発表された時など。)
(6) 損切り水準に達した時


2.ADXギャッパー
 OOPSの応用です。OOPSにトレンド認識指標であるADX、DM+、DM−でフィルターをかけたものです(DM=ディレクショナル・ムーブメント)。OOPSに下記の条件で絞り込みを行います。

(1)買いのルール
 ・前日の引け時点で、12日で計算したADXが30以上。
 ・28日で計算したDM+がDM−よりも大きい。
(2)売りのルール
 ・前日の引け時点で、12日で計算したADXが30以上。
 ・28日で計算したDM−がDM+よりも大きい。
 手仕舞いのルールはOOPSと同じ。  また、含み益を減らさないように仕切り値を引き寄せて利益を確保。
 大引け前に玉を手仕舞うか判断。強含みで引けるようであれば翌日に持ち越す。

 なお、ADXギャッパーはOOPSにトレンドでフィルターをかけることで、どの銘柄も勝率は向上する傾向があります。ただ、ADXが30以上というフィルターのため、仕掛けの回数が大幅に減少します。ですので、フィルターの有効性は高いものの、トレード機会の減少という欠点があります。

 ADXギャッパーは、OOPSのフィルターのかけ方で成績が向上するという好例になり、各個人でいろいろとフィルターを工夫する際のヒントになると思います。ADXに限らず、移動平均の上下などをフィルターにシミュレーションしても面白いかもしれません。


3.First 1 Hour Range Break
 その日の最初の1時間(株式市場なら9:00〜10:00)のレンジを上方にブレークしたら買い、下方にブレークしたら売り。

 非常にシンプルですが、OOPSと並んで多くのトレーダーに用いられているEntry手法です。最初の1時間のレンジをブレークしたらブレークした方向にポジションを取ります。

 最初の1時間の動きが大きいと、その日はそのレンジ内での動きに終始することも少なくありません。その場合、最初の1時間のレンジからの飛び出しでポジションを取ると、ダマシに引っかかることも多々あります。ですので、その日の最初の1時間が動きが小さい日に使うとか、応用してみると役に立ちそうです。

 これも各人でいろいろとフィルターを工夫されると良さそうです。例えば、前日が陰線か陽線か、上げトレンドか下げトレンドか、前日の動きが大きいか小さいか、などです。

 また、レンジ縮小の考え方を取り入れても面白そうです。これは小さな値動きの後に大きな値動きがあるという考え方に基づいています。前日の高値−安値のレンジが過去4日間でもっとも小さい場合、次の日は大きく動く可能性があると考え、これをフィルター、あるいはEntryの条件に加えます。
 このルールは、First 1 Hour Range Break に限らず、いろいろな局面で使えるテクニックです。


4.オシレーター系指標を利用した売買法
 次にOOPSやFirst 1 Hour Range Break がヒットしない(適用できない)日は結構あります。こうした日に取引機会を見出すための手法が、RSI、ストキャスティクスなどオシレーター系の指標を使った売買法です。

 これらの取引手法は、デイトレード以外の一般の取引でも広く用いられています。ただ、そうしたケースとちょっと違うのは、OOPSなどのサインを優先し、あくまでもこの手法を副次的に用いる点です。