聖書を正しく学びましょう
(クリスチャン向け)

紹介していますメッセージはすべて月刊誌
『みことば』に掲載されていたものです。



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(決心を)延ばすのは危険

D・L・ムーディ


私たちが福音を伝えるとき、聞いている人々に、いつ決心を促すように
語るべきでしょうか。
有名な伝道者であったD・L・ムーディは、
私たちに決心を促すべき時期についての教訓を与えています。

ある人がムーディに向かって言いました。
「ムーディさん。私はあなたの伝道のやり方が好きではありません。」
「どうしてですか。」とムーディが聞くと、彼は続けて言いました。
「あなたは、人々がすぐに決心するように語りますが、人が福音を
聞いて決心する前に、なぜ、考える時間を与えないのですか。」
ムーディは彼に答えました。
「ある時、私は、福音集会で話を聞いた人々に、イエス・キリストを信じるか
どうかを決めるまでに一週間の時間を与えました。」

しかし、今では、決してそのような事はしません。
私は人々に決心のための時間を一週間、いや一時間でも与えるのが恐いのです。
一時間のうちにその人に何が起こるのか、私にはわからないのですから。
この事を私はシカゴで学びました。
私はシカゴで五週間にわたってキリストの生涯について話しました。
その五週間目の日曜日に、裁判の席に引き出されたイエス様について、
総督ピラトが当惑して
「キリストと言われているイエスを私はどのようにしようか」と言っている
場面を中心にして、一生懸命福音を伝えました。
最後に、聴衆に向かって私はこう言いました。
「家に帰って、この質問をよく考えて下さい。
そして、次の日曜日に、私と共にカルバリまで行って、
十字架のもとで、イエス・キリストを信じるかどうか決めましょう。」
ちょうどその時、集会所から一街区ほど離れたところで、火災警報のベルが
大きな音をたてて鳴り出しました。
そのころは、火災警報のベルが間違って鳴ることが多くあったので私は気に
する事なく、メッセージを続けました。
しかし、ベルは鳴りつづけていたのです。
集会の終わりに、サンキー氏が「救い主はきょう呼びたもう」という讃美歌を
独唱しました。
その讃美歌の最後の節は次のようなものでした。
「救い主はきょう呼びたもう。
逃げよ。避けどころへ。さばきの嵐がおそい、死が近ければ。」
後になって考えると、それは一つの預言のようでした。
集会の後で信じる人は残るように招きましたが、その晩は、
少しの人しかいませんでした。
なぜなら、私が彼らに、決心するまでに一週間の時間を与えたのですから、
期待するほうが無理な話です。
決心者のカウンセリングが終わり、私たちが帰ろうとすると、
シカゴ市はもう壊滅状態になっていました。
私たちの回りは火に囲まれ、燃え盛る火がそこまで迫っていました。
私たちのいた集会所の屋根が燃え落ち、いたるところで火の手が上がっていました。
私は家まで行き、家内や子供たちと共に安全な所を探しながら炎から逃れました。
私たちの背後では10メートルもある炎が追い迫っていました。
夜明けまでに、私が伝道していたホールも、
私が住んでいた家も灰になり、10万人の
人が家とその持ち物すべてを失ったのです。
私は10メートルもある炎が、残っているもののすべてを焼き尽くしているのを
見た時、最後のさばきの日の火が、どのようなものであるかを垣間見たような気が
しました。
その晩、金持ちも貧乏人も同じように逃げました。
そこにはなんの差別もありませんでした。
偉人、賢人、学者も残らず炎の前から逃げたのです。
そこにはなんの差別もありませんでした。
その恐ろしい夜、実際に何人の人が死んだのか、誰も知りません。
このシカゴの大火では、一千人の人が焼け死んだといわれています。
私が伝道したホールの回りでも多くの人が焼け死にました。
福音集会に来ていた人たちの中にもその夜、焼け死んだ
人たちがいたに違いありません。
彼らの中には永遠に滅びた人がいるはずです。
私は彼らに再び、福音を語る事ができないのです。
もし、彼らに決心のための一週間の時間を与える事をしなかったなら、
彼らは、イエス・キリストを救い主と信じていたのかも知れません。
私が彼らに一週間の時間を与えてしまったのです。
誰も先のことはわかりません。
私は二度とこのような失敗を繰り返したくはありません。
人々に決心のための一週間、いや、一時間の時間をも与えたくはないのです。

「あなたは、救われていますか。
永遠の滅びではなく、永遠の命を持っていますか。
イエス・キリストを救い主と信じていますか。
もし、『救われていない。永遠の命を持っていない。
救い主と信じていない。』と言われるのなら、
今、信じて下さい。
明日ではなく、今、信じて下さい。
先のことは誰にもわからないのですから。」


「なぜなら、もしあなたの口でイエスを主と告白し、
あなたの心で神はイエスを死者の中からよみがえらせてくださったと信じるなら、
あなたは救われるからです。
人は心に信じて義と認められ、口で告白して救われるのです。」

(ローマ人への手紙 10章9−10節)




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