Appleのジョブスは「iPhoneやiPodのライバルは携帯ゲーム機だ」と発言したが、この話を聞いて「じゃあ、これからiPhoneにはゲームコンテンツが増えるのか」と考えるのは考えが浅い。
娯楽産業において、ライバルが同業のみであった時代はすでに終わっている。
そのことに、おそらく世界で最初に気がついたのはNTT docomoだろう。
携帯電話の普及に伴い、若者がテレビを見る時間は減少した。
一日のうち娯楽に割く時間は有限であり、娯楽産業の主戦場は「多くの人に利用してもらう」という面積方向のシェア拡大ではなく、「多くの時間を自分たちのために使ってもらう」という時間軸方向のシェアをどれだけ取れるかという方向に移っている。
この戦場においては、テレビ、ゲーム、マンガ、ネットサーフィンなど時間を消費する娯楽産業はお互いすべてがライバルとなる。
知人はiPhoneを買ってからPCでネットサーフィンする時間が減ったと言っていた。
まさに時間シェアを奪い取ったというところだろう。
残念ながら日本のテレビ業界はシェア減少の原因を完全に見誤っているようだが。。。