スパムというのは、いわゆる「未承諾広告メール」のことです。
日本でも携帯ユーザーを中心に問題視されてきていますが(特に、受信者がメール料金負担というのが最悪)、英語圏ではそんなものではありません。
この記事でも「メール全体の約半数がスパムメール」と書かれていますが、個人用アカウントまで含めると、世界的にはメール全体の80%がスパムメールという調査結果もあります。(--;
問題のそもそもの原因は、古き良き時代に作られたメール送信用プロトコル(SMTP)の設計によります。インターネットがボランティア的な情報交換として作られた当時は、誰もが善意のユーザーであったためにセキュリティについてあまり考えられていませんでした。
SMTPの設計は、現在では考えられないほどに甘い作りをしており、送信者を偽ることが簡単にできます。なにせ、電子メールの「送信者」項目は、SMTP上は単なるコメントに過ぎませんから……。そして、これを利用してスパムだけでなく、送信者を偽ったウィルスメールなども最近は増えてきています。
出口側のユーザーがフィルタをかけて防ぐというのは一つの対策ですが、インターネット上を流れるゴミデータが減るわけではありません。スパムメール送信の入り口を防がなければ仕方がないのです。
アメリカでは、(いかにもアメリカらしく)スパム送信業者にプロバイダが訴訟を起こすなどの動きが増えてきています。要は、自社のネットワークに無用な負荷をかけたのだから金を払えと。
日本でも、プロバイダのぷららがスパムメールに課金を行うなどの動きがあり、今後の各プロバイダの動きが注目されます。