所用である人(初対面)の車に乗せて貰ったんですが、その日その方は散々な一日だったらしく、駐車してあった車が当て逃げされるわ、車にドロ水かけられるわ、エレベーターに乗り損ねて恥かくわと、凶しか入ってないおみくじを泣きながら引き続けているような悲惨さ。
初対面の方なので「ぎゃっはっは」などと大笑いするわけにもいかず、神妙な口調で「は、そう言う日もあるんですねえ」とかテキトーな事を言ってたらいきなり黒い車にカマ掘られました。
しかもその車、大逃走。
幸い人体にも車体にも大したダメージはありませんでしたが、否応なく車内にたちこめる重苦しい雰囲気。その重圧に耐え切れなくなり、明るい口調で「いやーホントにこういう日ってあるんですねえハハハ」などと言ってみましたが、もっと気まずくなりました。
こんな何をやってもイヤーンな日は、早めに家にひっこんで何事も起きぬよう布団ひっかぶって寝てるのが一番だよな、とか思いました。おわり。
(2000年03月14日)