珍しくドラマとか

近頃は自分の興味の埒外の事にはとんと目を向けないわたくしですが、最近の日本の政治経済の豪快なダメっぷりには「なんぼなんでも…」と心配の虫がざわめいています。


なんとなく漂ってくる濃厚な終末感。21世紀になったばかりなのに。


それはさておき、


最近さる筋より「陰陽師」のコミックスを借りて読んでました。夢枕獏&岡野玲子。


あんまり漫画っぽくない絵柄とコマ運びなので最初は取っ付きにくかったんですが、よく味わって読むとこの絵も雅びで優雅でなかなか良し。劇中語られる陰陽道の講釈も面白くて早く続き読みてぇーって感じです。


という今日このごろでしたが、偶然にもこの「陰陽師」がTVドラマ化されるとの由。あらっこれ観たいなー、と珍しく思ったんですが、キャストを見て一抹の不安が。ワトソン君こと源博雅に杉本哲太、というのはまあ妥当な線ですが、肝心のホームズ先生たる安倍晴明に稲垣吾郎というのを見た時には独り無言で頭を抱えてしまいました。過去にこの人土曜ワイド劇場で明智小五郎を演じてましたが、硬直した顔と淡々とした棒読みで冥界の乱歩先生を泣かす仕上がりに。よもやあの調子で安倍晴明を…と思うと見たいような見たくないようなじれったさですが、でもきっと見るんだろうなあ。まあ本上まなみや本上まなみや本上まなみとか出てますし。


あとまあTVドラマなので、チープなCGとか使われないだろうか、とか要らぬ心配をしたり。


(2001年03月14日)