意味と無意味の境界

今個人的に熱い視線を送っていることがらといえば、「私の青空」の田畑智子(ネコ顔)、雪印乳業工場の標語看板(「品質は私達の良心です」というアレ)、そしてゴルゴ13(健&真一)などさまざまですが、もっとも目がクギヅケになるのはなんと言っても


レイクエンジェル


ではないでしょうか。


金に困った青年のもとにいきなり現れるレイクエンジェル!3人並んで笑顔の仁王立ちですが、エンジェルと呼ぶにはやや決心の要るトウの立ち方。この人たちが「アタシたちにオマカセ!」と自信タップリにレ・イ・クの人文字を作り、ワーッと周囲が拍手喝采するという恐竜戦車なみに知性の欠如した展開も凄いですが、いくらがんばって人文字作ったところで基本的に何の解決にもなってないトコロが凄い。青年、金に困りっぱなし。さらに言えば真ん中の「イ」担当の人が常にフラフラしていてこのCMの浮遊感をあおります。BGMが70年代ディスコのイミテーションっぽいのもモンド感たっぷり。


何なんでしょうね、この底なしのアホらしさは。例の武富士のCMにかなり近いテイストを感じますが、こちらは妙に手が込んでいる分その意味の無さが際立っています。そして彼女たちに取り囲まれたジーコの立場は!今後の展開に注目したいと思います。


(2000年07月05日)