2000

さてもうあと僅かで2000年も終わろうとしています。今年もアッという間の1年で光陰矢の如しと言うか、ちょっとうたた寝してた間に見た夢というか、物凄く駆け足感の強い1年でしたね個人的に。


さて1年の締めくくりということで、わたくしにとっての「今年の映画」を選んでみることにいたしましょう。とかいいつつ結構見逃してるのが多いですね…。『マルコビッチの穴』『60セカンズ』『ホワイトアウト』『ザ・ビーチ』『アイアン・ジャイアント』などなど、このへんの話題作はチェックする気満々でしたが時間が無くスルー。『顔』『発狂する唇』『ハピネス』といったミニシアター系もいっぱい見逃してしまいましたよ。ダメねえ。


まあそういうヘタレな状況ではあったのですが、個人的に「今年はコレ!」と言える映画はバッチリありました。まず『マグノリア』。「それはもう止まらないのだから。あなたが賢くなるまでは」と中盤で歌われたのが死ぬほど身につまされて涙腺大フィーバー。以後確変後の連チャン機のごとく出玉開放で登場人物が何かするたびに涙腺が大当たり開始するのにはたいへん弱りました。最後のオチもビックリ。いろんな意味で。


『マグノリア』のサントラも今年で一番よく聴いた盤でしたよ。冒頭の"ONE"という歌、歌詞がまたシャレでなく身につまされて痛い痛いヒーって感じですが自虐的に聴いてました。「1は一番孤独な数字 1は2によって引き裂かれた数字」。この曲を聴くたびにきっとわたくしは2000年の春のことを思い出すんでしょうなあ。やーねぇ。


あとなんつっても『チャーリーズ・エンジェル』ですよ皆さん!この映画が如何に素晴らしいかについてはイチイチ解説いたしませんが、とりあえず観てない人はタダチに観るように!キャメロン・ディアスの尻振りを拝まずにこのまま一生を終えてもいいのかソコのアナタ!エエエ!


この2本がわたくしにとって2000年を代表する映画でございました。このほかにも『スリーピー・ホロウ』『グラディエイター』『ダンサー・イン・ザ・ダーク』なんかが良かったですね。


おまけ。今年劇場でみて一番トホホーと頭を垂れた映画は、ダントツで『五条霊戦記』でした。如何なるシーンにおいても人間の脳内に睡眠物質を充満させるその手腕は近年並ぶ物が無くてスゲエとか思いました。


それではみなさま、よいお年を。 よい新世紀を。


(2000年12月31日)