というわけで先行レイトで観てきました『トゥームレイダー』。個人的に去年のチャリエン以来の期待株。そりゃあさんざん予告編を観させられてましたからねえ。オアズケくらった犬みたいなもんスよクーンクーン。ワイヤーアクションあり、『ハムナプトラ』ばりのCGチャンバラあり、ジョン・ウー調のガンファイトありとサービス満点っぽいうえに、主演のアンジェリーナ・ジョリーがあのとおりですからこりゃー期待すんなっちゅー方が無理だ。
で、感想。
感想1:
アンジェリーナ・ジョリーのダイナマイツボディはやぱし凄い。なんでもタダでさえでかい胸をパットでさらに巨大化したとかで、もはやビジンダ−と言うかアフロダイAと言うか、もしやピンチになるとおもむろにパイオツ弾頭を発射して危機突破するのではと青い妄想がモヤモヤします。
感想2:
予告編で散々美味しそうなトコをちらつかせていたアクションシーンですが、カット割りがやたら細かいので油断すると画面で何が起こってるのかいまひとつ良く判らなかったりします。最近のハリウッド製アクションにありがちな傾向ですけど、ちょっとここまで細かいと眼がおっつかねー。あとアクション以外でも時々カットのつながりが不自然なシーンが見受けられ、ちょっとこの監督さん上手くねーなー、とか思いましたよ。
感想3:
ゲームが原作の映画だけあって、ザコキャラわらわら→ボス登場とか、アイテムゲット→脱出して次の面へとか、映画そのものがゲーム感覚にあふれていました。でもちゃんと映画向けに咀嚼されていて、『ファイナルファンタジー』のようにトンデモな感じがあんまりしないのはエライですね。(いや、冷静に考えるとスゲー荒唐無稽ではあるんですけど)
感想4:
アンジェリーナ・ジョリーとジョン・ヴォイトの親子共演!っていうのは見どころですが、それ以外に知った俳優が全く出てこないというのはやはりギャラ方面が力つきたと考えてよろしいのでしょうか。
感想5:
いやまあ一応楽しくは観られたんですけど、良くも悪くも最近の平均的なハリウッド大作でして、あんまり突き抜けた感じがしないのは残念でしたね。ただ主人公のララ・クロフトはアンジェリーナ・ジョリーという肉体を手に入れたことによって、近年にないキャラの立ち方になったと思います。続編に激しく期待。
(2001年10月03日)