ソードフィッシュ

『ソードフィッシュ』観てきました。


感想1)
意表を突く開幕の10分間。ウリの30秒バレットタイム撮影。いきなりしょっぱなからテンション高く、思わず引き込まれます。最近どんな映画観ても「開幕タルいなあ…」とスレたことしか感じなくなってきているわたくしには非常に刺激的なオープニング。ツカミはバッチリ。


感想2)
宣伝文句に「ミスディレクション」の文字が踊っているゆえ、観ているこちらも眉にツバつけて観るわけでして、そういう前傾姿勢の人をもだまし切るにはちょっと苦しい感じもしますが、まあ面白かったからいいや。


感想3)
むしろストーリーよりも役者の魅力が大きいッスね。トラボルタのカリスマ犯罪者っぷり、ハル・ベリーのイイ女っぷりと皆いい感じですが、大変よいのが天才ハッカー役のヒュー・ジャックマン。『X−メン』のウルヴァリン役でブレイクした時は、その素晴らし過ぎる似っぷりに「この人これから一生ウルヴァリン役しか出来ないんじゃ…」と心配の虫が騒いだもんですが、そんな思いをどこかに吹き飛ばす魅力が。これ、女性ファン増えるだろうなあ。


感想4)
そのウルヴァリン演じる所のハッカーですが、しかし果たしてハッカーとはあんなに筋骨たくましい種族だったっけとやや疑問が。あと映画でコンピューターの描写がある場合、大体においてOSやインターフェイスがまったく見た事のない珍種ばっかりなのはいい加減なんとかすれよと思いました。


(2001年11月27日)
ソードフィッシュ
Swordfish
2001年 アメリカ
監督:ドミニク・セナ
出演:ジョン・トラヴォルタ ヒュー・ジャックマン ハル・ベリー