『スリーピー・ホロウ』というティム・バートンの新作がそろそろ公開なんですけど、こないだその特集をTVでやってました。
ティム・バートン監督で主演がジョニー・デップ、共演があの『バッファロー'66』でわしのハートをわしづかみにしたクリスティーナ・リッチとあれば、もう観ない訳には行きますまい。
内容がえらいこと陰気なだけに、とっとと観に行かないと打ち切られちまうぜ、といった微妙な一期一会感にあふれております。
いや、それは別にいいのです。問題はクリスティーナ・リッチ。
痩せてやがる!!
あの出るトコは出てるが出なくていいトコも出ている体型が魔的な魅力を放っていた人だけに、下手に痩せちゃって大丈夫なのか、とそれだけが心配。
ケイト・ウィンスレットやアリシア・シルバーストーンなど、太ってブーブー言われる女優が多い中、珍なる事例と言えましょう。
で、観てきました。
感想:クリスティーナ・リッチはやはり良い。
あとクリストファー・ウォーケンが幽霊騎士の役をやたらイキイキと演じているのが愉快でした。
映画そのものも面白かったんですけど、ディティールにおいて金田一耕助モノと妙に似てるところがあって、そればっかり気になって弱りました。あと雰囲気はバツグンっすね。全体的には普通の娯楽作品に近い仕上がりでしたけど、美術、衣装、撮影にはティム・バートンの作家性が炸裂しております。ナイスです。
(2000年03月20日)