ミッション・トゥ・マーズ

別に激しく観たいわけじゃないけど、一応押さえとこう、という訳で『ミッション・トゥ・マーズ』観てきました。


感想:
何でもかんでも分かりやすく説明すりゃいいってもんでもねえわな。


ハッキリ言ってテーマは某超有名SF映画と全く同じなんですが、執拗に暗喩を用いてた某作にくらべ、この映画はあまりにも分かりやすいというか、そのものズバリを見せ過ぎてるというか、観客に頭を使わせないことおびただしいというか…。


暗喩を使い過ぎたあまり、難解の域に突入してしまった某作が絶対的に上手いとは思いませんが、にしてもこの極端な判り易さには辟易しました。判りやすすぎて深みもヘッタクレもないぞ。思わせぶりなだけが良いとも思わないけど、逆に説明的過ぎて観客の想像力の取り付くシマもない、というのもどーか。


特にCGの○○○があからさまに登場したときには真剣に頭を抱えてしまいました。神秘の秘の字は秘密の秘。秘すれば花、というのは実に深い言葉だと思います。


(2000年06月04日)
ミッション・トゥ・マーズ
Mission To Mars
2000年 アメリカ
監督:ブライアン・デ・パルマ
出演:ゲイリー・シニーズ ティム・ロビンス ドン・チードル