期待の『Mi-2』の先行オールナイトに行ってきました。劇場にはズラズラ人が並んでましたよ。トム君人気なのか、うら若い女性からそうでない女性まで各種取り揃えられてましたが、反面ジョン・ウー人気もあるのか、男泣きを欲していると思われる野郎どもも大勢集結しておりました。
で、肝心の映画。
ハトだよ!
ハトが飛んでいるよ!
もうこれだけでわたくしなど訳も無く納得してしまいますが、一応解説しておくと、ジョン・ウーという人は自作のアクションシーンに唐突にハトを飛ばすのが好きな人で、代表作の銃撃シーンには義務と権利のようにハトがバサバサしているという筋金入りのハトフェチ。ウー先生、ついにハリウッドの超大作でも好き勝手にハトを飛ばせるようになったか…とファンとしては感無量です。ただし敵アジト内に唐突にハトの憩いの場が存在しているのには感無量を通り越して笑いメーターが臨界を突破しますが、劇場内にはピンと緊張感がみなぎっているので笑うと視線で刺し殺されそうな雰囲気。我慢です。
楽しみにされてる方も多そうなのでここでは余り多くを語りませんが、わたくしはおおむね満足でしたよ。ただしアクションシーンに関しては、質/量ともに無茶苦茶だった香港時代のジョン・ウー作品にくらべると、やっぱり物足りなさが…まあゼイタクな欲求ですね。
(2000年07月02日)