ジュラシック・パーク3

『ジュラシック・パーク3』観てきました。猿とか真珠湾とかが軒並み地を這うような評価のなか、ハリウッド大作群のなかでは妙に評価の高いこの映画。おのずと期待も高まるというものです。


感想1:
上映時間が90分強と短く、冗長さや中だるみを全く感じさせないのは大変よいと思います。


感想2:
相変わらずのCG恐竜ですが、今回はプテラノドンの描写が秀逸。霧の中からヌッと歩いて(!)現れるシーンは今回のベスト・シーンのひとつでしょう。


感想3:
拡声器で大声出した結果恐竜を呼び寄せたり、目先の欲に目がくらんで恐竜の卵を盗んだりと、相変わらず出てくる人間がバカチンで感情移入は難易度アップです。


感想4:
そんななか、ウイリアム・H・メイシーは相変わらず充実のダメ親父ぶり。しかし最後に見せ場をさらっていき、映画館の全てのお父さんがもらい泣き。


感想5:
最近は、クライマックスを省略するという作劇が流行っているのでしょうか?


感想6:
サム・ニール/志垣太郎生き別れの兄弟説。


感想7:
なんかこう、このシリーズはもう見飽きたなあという気がします。激しいマンネリズム。よっぽど新しい新機軸がなければ、次回作は苦しいでしょうね。


(2001年08月12日)
ジュラシック・パーク3
Jurasssik Park III
2001年 アメリカ
監督:ジョー・ジョンストン
出演:サム・ニール ウィリアム・H・メイシー ローラ・ダーン