ハリー・ポッターと賢者の石

さてやっと『ハリー・ポッターと賢者の石』観てきました。ちなみに原作は半年程前に人から借りてましたが、まだ表紙すらめくってません。原作読んだ人が映画を観ると10人中10人までが「原作の方がよかった…」と神妙な発言をされるそうなので、ここは敢えて映画版から観てその真価を見極めようじゃないか!というのはタテマエでまあ読むのがメンド臭かったのですね。


では感想。

感想1:
魔法のビジュアル化という点ではえらく力入ってますなあ。そういうファンタジックで不思議な映像が次から次へと惜しみなく羅列されてるのは大変エラい。絵的に非常にオイシイ要素(動く絵画とか)が、ほとんど背景なみのさりげなさで画面に出て来るあたりはゼイタクの極みでしょう。


感想2:
「ハーマイオニーが可愛すぎ」「ロンがブサイク」など原作読んだ人は不満をもらしておられましたが、映画みただけだとそんなに違和感はなかったですよ(先入観ないから当たり前か)。おおむね適材適所にてナイスだと思いましたが、しかしハーマイオニーは可愛い。うーむ。


感想3:
長いんだよ!確かに魔法のビジュアルは観てて飽きないですが、それだけじゃ2時間半は持たない…。もっと原作を端折って(端折りにくい話だそうだけど、そこが脚本家の腕の見せ所とも言える)2時間くらいにまとめた方がいいんじゃないかという気が。さもなくば、もっと演出で観客を引っ張ってゆくようなパワーが必要だったのではないかと。というわけでわたくしこともあろうにクライマックスあたりで寝てしまいましたよ。トホホ。


感想4:
個人的には、『ロード・オブ・ザ・リング』の予告編の方が燃えました。


感想5:
続編が今年の秋に公開だそうですけど、ビジュアル的な驚きが少なくなる分、演出のパワーがより必要になってくるでしょうね。1作目と同じノリで作ると、飽きられるよ、きっと。


さて、原作読むかあ。


(2002年01月16日)
ハリー・ポッターと賢者の石
Harry Potter And The Philosopher's Stone
2001年 アメリカ
監督:クリス・コロンバス
出演:ダニエル・ラドクリフ ルパート・グリント エマ・ワトソン