各所で噂になっている『DEAD OR ALIVE 犯罪者』を観てきました。主演が哀川翔と竹内力という布陣はどう考えてもVシネマ。内容もそれ系のバイオレンスであります。冒頭、どこかの桟橋で主演2人がやさぐれたポーズで「ワン、ツー、スリー、フォー」とカウントダウンするとそこからは音とバイオレンスとエログロの洪水。高まるテンション。このオープニング、最高です。
そこから先は『ヒート』みたいなはぐれ刑事とはぐれヤクザの対決になるわけで、なかなか面白いんですが何となくどこかで観た感が拭えない。まあありがちな話だなあ、とか思ってるうちに映画は
前代未聞!
驚天動地!
…の世界に突入。大爆笑。あまりの事態にわたくし「あれは夢だったんじゃないかしら」と、いまだ自分の記憶を疑っております。
この展開、はっきり言ってパンクです。別にそういうファッションや音楽に彩られている訳ではありませんが、この無茶苦茶な破壊力とアナーキーさは紛れもなくパンクのそれ。それが証拠に、この映画は演奏を始めるときのカウントダウンで幕を開けるじゃありませんか。
札幌では現在公開中ですが、ビデオもリリースされました。これは特Aの必見作。ある意味『シベ超』を超えてます。つーか、早く観れ!今スグ!さあ!
(2000年02月20日)