バイオハザード

『バイオハザード』観てきました。初日の初回上映に行ってきたんですが、劇場の入口には暇を持て余した小中高校生男子が独特のニキビ臭さを充満させつつ大量に溜まっており、ああ、これって人気ゲームの映画化なんだなという事を再認識。おまえらゲームばっかしてないでスポーツで発散しろよ!発散!いや何をっていろいろ発散するモノがあるじゃないですか、あの年頃は。ニキビの素とか。


さて映画の中身です。じつはわたくしゲーム大好きな人種なのですが、「バイオハザード」シリーズだけはあの独特の操作法についていけず、いまだキチンとクリアしたことが無いという事実をここにカミングアウトさせていただきます。つーか最初の犬はなんとかクリアできますが、次の次あたりでショットガンをあさっての方向に乱射しつつカラスにつつかれて死亡。以来2度とそのゲームを起動することはないという、目の前の小中高校生男子に「これだからオッサンは…」と言われてもガクリとうなだれるしかない体たらく。


そういう「ちょっとゲームはかじったけど、さほど思い入れはない」というスタンスで観させていただきました。以下感想。


感想1)
うーん、なかなか面白かったですね。正直この監督さん、シーンのつなぎがあんまり上手く無いなあなんて思ってしまいますが、けっこう盛り上がる見せ場が次から次へと畳み掛けるように展開、最後まで飽きさせません。


感想2)
主演のミラ・ジョヴォビッチがいいっすね。アクションの切れもさることながら、今回はお色気たっぷりのサービスカットが満載。かなりきわどい角度からのショットもあって劇場内のニキビ度が高まります。それから女工作員役のミシェル・ロドリゲスも良かった。かなり男っぽい姐さんキャラを得意のウルトラ三白眼で演じておられます。傷付いて瀕死の状態になりながらも、「地上にでたら一発ヤりたいね」とかっこいい台詞をキメてくれますが、この瞬間「じゃあ俺が相手を!」と心の中で手を挙げたガキどもが大量にいたであろう事はお見通しです。


感想3)
微妙に金が掛かってなかったりして(CGとか)、やぱしB級感はぬぐい難いものがありますが、中盤のレーザートラップのシーンや、幕切れの展開と終末感などはかなりグッと来るものが。意気込みを感じます。連れ(かなりのバイオファン)によれば、劇中のさまざまなシーンがゲームより引用されており、それを見つけるたびにニヤッとしていたとの事で、作り手のゲームに対する愛情を感じます。


感想4)
ゲームが原作の映画はこれまでにも色々ありましたが、すくなくとも『ファイナルファンタジー』や『トゥームレイダー』あたりよりは断然良かったですね。まあ不満といえば、襲い掛かるゾンビどもをバッタバッタと撃ち殺す爽快感が無いっちゃ無いんですが、でもこれよく考えたら元のゲームもそういうストイックな作り(弾数制限が重要なゲーム要素としてある)ですので、そこまで考えてこういう作りにしているなら、なかなかやるなあ。なんてニヤッとしてしまう訳です。


ところでニキビ臭いガキのみなさまに囲まれて鑑賞してたわけですが、この夜にこういうガキのみなさまが主演の『ウォーターボーイズ』を放送してて、またゲラゲラ笑いながら観てしまいましたよ。判っていても最後では熱いものが込み上げてしまう。ガキの童貞パワーは過剰すぎてうっとおしいものですけど、その過剰なところがまた良いものよの。と思いましたことです。


(2002年09月01日)
バイオハザード
Resident Evil
2001年 アメリカ
監督:ポール・W・S・アンダーソン
出演:ミラ・ジョヴォヴィッチ ミシェル・ロドリゲス エリック・メビウス