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未来って何だろう? 未来的って何だろう?
かつてワープロが世に出始めた時,
ドットの粗いギザギザ文字に未来を感じていた。
でもそれも今になってみれば過去の文化。
過去のその当時における“今”だった。
逆に最近の高画素数のデジカメで撮って,
多色で高解像度のプリンタで印刷した写真を昔の人に見せたら,そこに未来を感じてくれるだろうか?
もちろん,高感度,補正,加工,すぐ印刷,転送,など,
機能を説明すればなるほど未来だと納得するかもしれないけど,
作品から直接に未来は感じにくい。現在のワープロソフトでの印刷物を見てもそうだろう。
未来的と感じるのはその時代における“今”であって,
本物の未来は斬新さよりも完成度の高さが特徴なのかもしれない。
音楽もそんな気がする。
シンセサイザー,サンプラー,シーケンサー,
そしてコンピューターとの連携と融合。
新しい技術が生まれるたびに,新しい音楽に未来を感じたが,
やはりそれらはすべてその時代を代表する文化。
当時の先進的な作品が今懐かしく聞こえることもある。
そうかと思えば伝統的で古風な作品にも,
あらためて新しい発見を感じることもある。
機材の新しさ古さが作品の新しさ古さを支配することは無い。
例えば長い歴史を持つピアノという楽器を使うと
古典的な音楽になるというものではない。
古くからある楽器や手法でも,新しい作品はいくらでも作れる。
今一番作りたい曲。
今一番聴きたい曲。
それが結局未来まで輝き続ける曲なのではないだろうか。
新旧にとらわれず,今出せる音色で,
今使える手法で,今作れる最高の作品を。
それを未来に伝えたい。
それが今できる未来志向。
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