・EPSON PC−386Mに付属のキーボード 型番:PCKB6
その当時、日本のマイコンを独占していたNECに、挑戦状を叩き付けたEPSONのキーボードである。
シンプルなロゴ
裏面、とてもスッキリしているが、ここに、このキーボードの特徴が詰まっている。
セイコーエプソン株式会社というのがポイントか?
このキーボードの特徴、その壱。足の隣にある突起!
押すと、足がシャキ!と跳ね上がる。という仕掛け。
特徴、その弐。蓋を開けると、ケーブル取り回し変更スペースが登場する。
ケーブルを左右、真ん中から出すためだけに、こんな仕掛けを仕込むとは・・・。
キースイッチはこんなの。ALPS社ともCHERRY社とも思えない形状。(今回の解体は、このスイッチが、何処製なのかが、
目的だったのだが、結局はわからず)
筐体を開けた。上と下とがはめ込みで止まっていて、とても力技で開ける必要があり、筐体を壊さないか、ハラハラしたところである。
ちなみに、竹串がとても役にたったところである。
筐体を開けるのに、スペースが邪魔となったので、外したとたんに、バネが飛び出し、びっくりした。
キー側についてる、金属バーを止めるのに、水色の別パーツが使われている。こんなスペースキーの構造は見たことがない。
キースイッチは鉄板に固定されていて、ひじょうに硬性感がある。
筐体をあけて、このキーボードが何処製なのかを伺える只一つのロゴ。やはりセイコーエプソン製の代物なのかな?
筐体と基盤を分離させようとしたが、このケーブルの固定方法で断念させられた。
基盤の裏はシールドで覆われている。シールドと基盤のネジを全て外しても、残念ながら、ケーブルとシールド&基盤とが
固定されているので、分離できない。(まぁ、こいつを切ればよいのだが)
とりあえず、シールド幕をめくってみた。製造メーカーのロゴ無し。
何やら型番?らしいのがあるが、基盤の番号であろう。401KBM−074−01Rと刻印されている。
こいつがシールド幕、基盤、ケーブルを固定している代物。切断したら、このサイズのこれを調達する必要があるね。
横から見たところ。湾曲させているような雰囲気であるが・・・。
キーの高さを変えて。湾曲を実現している。
同じく横から。
キースイッチ部分をバラそうとしたが、私には、まだまだ、その技術が無い。ちょっと他で練習して、再度挑戦したいものである。