イントルーダー装着

 長年、何とかしなくてはいけないと考えていたシートポジションに、ついに手を入れることが出来ました。装着したパーツはNeilex製「イントルーダー」です。

 フルバケットシートには「Sparco REV」を使用していましたが、市販レールのポジションに満足できずロードスター純正シートレールを加工した状態で取り付けていました(シート固定ボルト穴を前後にずらすだけで取り付けできます)。高さだけなら市販品より低くできましたが、まるっきり立ったポジションは大問題でした。

 そんな時のH賀師匠の教え「シートは寝ているほど背中で挙動を感じられる」という言葉、そして軽井沢ミーティングで体験した発売直前のイントルーダーとの出会い・・・*^_^* デモカーにレカロSP-Gが取り付けられたそれは、ボンネットが全く見えない低さとそこら辺の兄ちゃんもかくやと言うほどの寝そべったポジションでした。訪ねていないのに(^^)担当者さんが師匠の教えと同じことを力説されているのが印象的でした。

 価格の高さに躊躇しているうちに「SUGOでオープン走行するには『Aピラーとロールバーを結ぶ線からヘルメット頭頂部がはみ出てはならない』ことになるらしい」という情報が仲間内で飛び交いました。座高長でオープンジャンキーな私には大問題な情報です!桜田ダンナのように格安で制作は出来ないだろうし(普通 は鉄工所にオーダーしたらイントルーダーが買える値段になってしまいます)おやまんのようにシート切り刻む(^^)勇気もありません(でもあのシートポジション最高!です)。お小遣いのないお父さんは購入資金確保まで2年を要しました。

 そして座高制限が始まる2001年春ついに購入!メールのしつこい問い合わせにもNeilexさんは丁寧に対応していただけました。やはり無段階に調整できる物ではありませんのでオーダーメイドさながらに採寸した数値のやり取りが行われました。現状のシート位 置をレール固定ボルト位置、シートのサイドボルト穴位置からそれぞれ採寸。イントルーダーの寸法を教えていただきポジションの確認。ちなみに私の寸法は、身長=180センチ、座高=95センチでしたのでサイズはLと決まりました。

 しかし、これが取り付けてみると・・・5段階の前後スライド調整部が一番前、しかも気持ち遠い、というポジションになってしまいました。元々が近めのポジションであり、右足首を痛めてからは1ノッチ遠くしていましたので「その中間からやや遠目」のイントルーダーは・・・妥協することにしました(T^T) 逆に不幸中の幸いと、ステアリングに更にボススペーサー10ミリを付け足し、合計45ミリ!の突き出しでペダル&ステアリングの位 置関係を修正しました。(個人的に市販車のトゥボードの浅さには常々疑問を持っていました)もちろんヘキサゴンボルトは専用の長い物が必須です。シフトが遠いのは如何ともしがたいのですが。

 そして高さよりも期待したシートバック角度ですが、なんと今までと殆ど変わらない立ち具合!!Neilexさんによれば「Sparco他モデルとの共通 性のためREVは立ち気味になる(PRO2000等は寝たポジションになる)」のだそうで、前後調整共々フロント側に3段階ある高さ(角度)調整しろは最初から固定となってしまいました・・・せめてあともう一段階上げられれば良かったのですが・・・。サイズMになればシート底部が更に下がるそうなので(Lはシート取り付けフレーム?の凸 部にお尻が来ます)この部分は人それぞれになると思われます。購入を考えている方はきちんと打ち合わせをしましょうね。

 取り付けに際しもう一つ問題点が出てきました。イントルーダー最後端と4点式フルハーネスを固定するアイボルトが干渉するのです。これは「NA8のレール一体ベルトアンカーを取り付けるため」に存在しているそうですが、左右共通 なためどちらかというとアイボルトもここにナット止めする前提になっているのです。が、これは明らかにモータースポーツのレギュレーションには違反してます。純正シートベルトはいざ知らず、フルハーネスは床に固定することが絶対条件ですからね。(数年前のパリダカの映像に、4点全てをシート側に固定したばかりにシート毎車外に放り出され砂丘に横たわっている遺体があったことが思い出されます)巷のチューニング雑誌ですらNA8にフルハーネスを付けるときはNA6の部品を利用してフロアにアイボルトを付けましょう、と謳っているのですから、この部分に関しては早急な改善を望みます。

 結局私は(ポジションに問題を抱えながらも)手放す際のリスクに目をつぶって切断しました。せっかく綺麗な仕上げをした表面 もいくらか「焼き」が入ってしまいましたね(サンダーでちまちま切る勇気がなかったので高速カッターで一気!に切りました)。

 いよいよ試走です。低さだけが取りざたされるイントルーダーですが第一印象は「??」ノーマルレール改からさほど違和感がありません。これは嬉しい誤算でした。危惧された角度や前後位 置はワッシャーを咬ませた結果、慣れればなんとかなるかな?とうレベルで収まってくれました。それでもミラー位 置は明らかに違いますし、ボンネットも見えません。そして一番は夜ライトをポップアップすると照らし出される路面 が殆ど見えません(苦笑)道路脇から段差を越えるときは、すっかり身を乗り出す必要が出てきたくらいです。あとは道行く人への視点が一段下がってました(^^)  シートポジションを変えるときに問題になる「ステアリングシャフトと腕〜肩関節の位 置関係」も私の座高では悪影響は見られません。理想を言えばシャフトに数枚のワッシャーを咬ませてみたくもなりますが、ステアリングを回す手に余裕が出来、コーナーリング中に膝と喧嘩することが無くなった分余裕が生まれたかもしれません。腰から背中にかけての筋肉は、今までとは違う姿勢に緊張があるようですが、腰痛のまま乗り込んでも痛さはありません。以外だったのはクッションのないお尻部分が根を上げるのが早くなったこと。違う力の掛かり方がよろしくないのでしょう。
 (コースでの限界インプレはまた後ほど)

 

今まで使用していたノーマルシートレール改でのポジションです。 前側にはレールとフロアの間にワッシャーを2枚、レールとシートの間に3枚挿んだ状態です。ステアリングにも30ミリのスペーサーを咬ませていますので異様に立った姿勢でステアリングを抱え込むことになります。

 

イントルーダーでのポジション。高さの違いはショルダー部とドア開口部の位 置関係が分かりやすいですね。この時点ではアイボルトが付けられずフルハーネスはありません。

 

ノーマルレール改で幌を閉めたところです。

 

イントルーダーで幌を閉めたところ。かなり頭が見えてきます。これで幌の下から顔を出す、とは言われません(笑)

 

ヘルメット装着での画像です。角度が悪くとも頭頂部がAピラーとロールバーを結ぶ線より明らかにはみ出しているのが分かります。 (何度ジムカ出走前点検で検査官に立ち止まられたか・・・)

 

同メットでイントルーダー。見た目は重心下がって速そうです(^^) 憧れのJTCCポジションには程遠い物でしたが(をいをい)

 

大嫌いな幌を閉めた状態でのメット装着。完全に幌骨の間に頭頂部が入り込んでいます。これでもノーマルシートで幌布が盛り上がっているよりはかなりマシ!?

 

イントルーダー装着の最大の恩恵、シールドと幌の位置関係に注目!幌骨は全くメットに当たらなくなりました!今まで不可能だった乗り込んでからの首の運動が出来ます(笑)これで必ず雨が降るP.P.F.のイベントも楽しむことが出来るという物です(爆)

 

後方から頭の出っ張り具合を見てみます。Aピラーとロールバーを同じ高さにして撮影してあります。実際にはもっともっとはみ出て見えました(泣)

 

こうして見ると体感以上に下がっているんですね。
余談ですが、ヘッドレストの高さが助手席ノーマルシートと同じになりました。見た目でフルバケを敬遠していた方にも良いかも?

 

撮影協力者ふじわら@岩手さんのアイディアでやってみました。下がってますね〜。これで「座高制限」ともおさらばです!

 

問題の最後部。ベルトアンカー固定用ネジ穴がロールバーすれすれまで伸びています。脇に外してあるアイボルトは丁度2つの穴の中間に、フック穴の中央の位 置で干渉しました。

 

こんな風にぶった切りました(^^)

 

取り付け完成図。アイボルト&ベルトキャッチが問題なく固定できます。焼けた後がなんとも良い味(笑)

 

試しにシートをフロアに置いてみました。SP-Gでの記憶が呼び覚まされます。もちろん理想的と思われる位 置ですが、完成後より前方且つシートバックが寝ているのが分かりますか?

 

 

戻る HOME