ヴィタローニミラー装着
中古でヴィタローニセブリングミラーを頂きました。(masaありがとう!)
物は数台に渡って使用されたM2 inc.の刻印が入ったもので、各オーナーさんがその都度自家塗装を行ったというそれなりの程度&お決まりの取付基部のガタも酷い、ジャンク扱いとして頂くことになりました。以前からクラシックレッドに塗装されたビタローニ装着を夢見ていたこともあり(^^)また前オーナーの「どうしてもツヤを出せなかった」との言葉への妙なライバル意識(笑)から、気合いを入れた自家塗装へのチャレンジを最大の目的として譲ってもらいました。M2 1028試乗で経験していたその視野の狭さから、街乗りやサーキット走行での常時使用は考えていませんでしたので、装着するのは大きなイベントへの”れーしーな装い”とジムカーナ参加時の視界の確保を名目としましょう(苦笑) なんだかんだ言っても一番格好良い定番ミラーだと思ってますからね。
塗装は”昔取ったなんとやら”でプラモデル作成の技術を応用し、理想的と思われる全ての作業を盛り込むことにしました。クラシックレッド再現という難題には、どんなに気合いを入れても入れすぎると言うことはありませんからね。もちろん理想は全てガン吹き(模型用ピースコンでOK)ですが、ウデも獲物も錆び付いていますので(^^)お手軽スプレー塗装を極めてみましょう。
そこで参考資料に、ヴィタローニの総本山(?)RCOJ会報のバックナンバーを見てみます。するとそこに書いていたのは「塗料は車用を使用せずサーフェイサーはタミヤ、仕上げのクリアはグンゼ(現GSIクレオス)がおすすめ」と書いているではありませんか! 喜び勇んで行きつけの模型屋さんに走ったのは言うまでもありません。作業を工程順に追ってみていくことにしましょう。
1,下地磨き
ヴィタローニの標準状態は梨地の黒です。新品状態から塗装を行う場合は、この梨地を全てツヤツヤに埋める(削る)必要があります。今回は厚いスプレー塗幕がありますのでこれを下地として作っていくことにしました。私の技術では中途半端に塗装を落とした状態から作ることは不可能、との判断が働いたこともありますが^_^;
使用するペーパーは、豪勢に「タミヤフィニッシングペーパー」(単に材料漁っていたら出てきた不良在庫です^_^;)これを#600〜#1000〜#1500〜#2000と順番に使ってヤスリ目を消しながら進めます。
頂いた状態のまま取り付けてみました。
目で見た色味が再現できず白っぽく撮れてしまいましたが、どす黒い艶消しになっていました。蛍光灯の反射具合で表面の状況を想像して下さい。
右が手つかず、左がペーパー掛けを終えた状態です。こだわらなければ十分なツヤは出てきますよ。
>旧オーナーの方々塗りムラが酷かったので再利用は諦め、(下地が出るまで)平滑性を求めました。
2,パテ埋め
接触した傷跡や塗装時に生じたピンホールが大量にありましたので、パテ埋め行程もプラスします。使用したのは「タミヤパテ」(^^) 元々車用よりきめの細かいことで採用を決めていましたが、好評さを耳にしていたモデルチェンジ版を使用したところ、これが良いんです!!絶妙の粘度がますます細やかな作業向きになっています。あまりのとろみ具合にヨダレさえも・・・(ウソ) 乾燥時間はいくらか早めになったかもしれません。
使用するペーパーは #600〜#1000〜#1500〜#2000 です。3,サーフェイサー吹き
ヴィタローニが使用しているスチロール樹脂は、車用よりもプラモデルにほぼ近い物のようで「Pラサフ」等は樹脂を犯してしまうようです(RCOJ情報) 今回模型屋さんのアドバイスに基づき選んだのは「Mr.サーフェイサー1000」 薄く何度も噴き重ねます。更にアドバイスから、最新の白色ではなく敢えてグレーを下地にすることにします。
左がパテ埋め〜ペーパー掛けを終えた状態です。
右が”一度目の薄さ”(下記参照)を吹き終えたところです。この薄さを憶えて下さいね!
スプレーを終えたそのままの面。
一応下地の平滑さは出せたようです。塗装の粒子が蛍光灯の反射をぼかしているのがわかりますか?
4,サーフェイサー水研ぎ
一昼夜乾燥させたところで更にペーパー掛けを行います。が、技術の無さを暴露して、面の平滑さを出す前に下地が出てきてしまいました。。 ペーパーを#1200〜#1500〜#2000、#1500〜#2000の両パターン試してみましたが、前者は削りすぎ、後者は塗装目が消えませんでした。
研きが足りなかった方。
反射部分に粒子の荒さが見えますか?
よく見るとヤスリ目も観察できると思います。4,仕上げサーフェイサー吹き
通常はやらない二段階目の下地作りです。使用したのは「Mr.サーフェイサー1200」 プラモデルでもグロス仕上げが要求されるクルマモデル向けな商品です。こちらも薄く何度にも分けて吹いていきます。
仕上げは目の細かさと塗膜の薄さを考慮して、ペーパーではなくコンパウンドのみで磨き上げることにします。使用したのは「タミヤコンパウンド」(^^) 本塗装と異なる塗膜の弱さには、使い慣れたコンパウンドの方が微調整効きますからね。ここではあくまで仕上がりの光沢を優先した処理を行っていますので、塗料の乗りのために必要だとされる表面の粗さは一切無視しています。その分本塗装の重ね方に神経を使いますが・・・どうせ素人の下地処理なんてたかがしれているんですから徹底して磨き上げちゃいましょう!
始めて使った1200のサーフェイサーはなかなか面白い仕上がり具合です。
画像ではわかりづらいですが、明らかに表面の質感は別物になりました。
左が磨き上げたところ(^^)
6.いよいよ本塗装
量販店へ「ホルツミニミクス」等オーダースプレーを注文に行ったところ、いつの間にか「ソフト99」ブランドにクラシックレッドが通常ラインナップに! ここ数年のマツダ車はクラシックレッドが定番色になっていましたから、ずっとラインナップに入れてしまえばよいのにと思っていましたからね。
スプレー缶を”湯煎”し(この辺りも技術がないので軽く、です。缶がほんのり暖かくなる程度なので最初の二吹き程度しか効果がありません^_^;良い子は決して真似しないよーに)最初は思いっきり薄く吹き始めます。慣れない人はこの最初の”薄さ”がなかなか理解できないことが多いですよね。スプレー缶の使い方は、押し初めと終了時に対象に対してノズルが向いていないことが重要です。手早く一方通行でサッと”吹いている缶を通過”させたらその部分の一度の塗りは終了です。普通の(笑)厚めの吹き方は最後の最後で仕上げに使います。
厚め吹きは、表面に乗った”粒々”がお互い混ざり合い、ベタっと液体の平面になる瞬間(それ以上吹くとたれ始める直前)まで慎重に手早く吹きましょう。(ここで初めて、見た目濡れたような雰囲気になります)
”最初の一吹き”です。
湯煎コントロールが上手くいかなくて^_^;ちょっと多めに出てしまった部分ができてしまいました。
どちらにしろ車用スプレーはとんでもなく粒子が粗いので、普通に吹いてしまえばザラザラ&ムラだらけになってしまいます。カーモデル専用スプレーから見れば信じられない使い勝手なんですよね・・・仕上げ直前。
今回は”厚め吹き”を二度行いました。これは一回目を終えたところです。まだまだ粗いです。
着色終了〜。
光源が変わっていますがそれなりに平滑さが出てきました。(実はスプレーの粒子に思いっきり不満足)
このアングルだと鮫肌が見えちゃいます。
7,仕上げ水研ぎ
いよいよ盛り上がってくる作業です(笑)順番にペーパーで粒状になった塗装面を平滑にしていく予定でしたが、予想以上の粒子の粗さ&塗膜が把握できなかったので、#2000のペーパーのみで作業することにしました。最後はまたしてもタミヤコンパウンドを使用し、ひたすら時間を掛けて磨き上げていきます。この時点でそれなりの光沢が出ていれば大成功!
左がペーパー掛けしたものです。
ヤスリ目の中にペーパーが当たらなかった粒のまだらが見えちゃってます。ホントはこれが全てペーパー目だけになるのが正解です。
同じく左側がコンパウンド仕上げしたものです。
電灯と風景の映り込みで見て下さい。実は手抜きでキズだらけなままです^_^;
8,クリアー吹き
中性洗剤で洗浄を終えたら最後のスプレー行程に入ります。クリアー塗装はいくつかの候補(模型用2液性ウレタン塗料ピースコン吹き、車用2液性ウレタンスプレー)の中から「Mr.スーパークリア光沢」を選びました。RCOJ会報によれば「車用に比べるとツヤが良いが塗膜が固くてペーパー掛けが大変」とあります。こちらも薄く何度も吹いていきます。
こんな感じです。
吹きっぱなしの面の粒子は見えるのですが車用とは全然違いますね。やっぱり模型用のこだわったスプレーは楽だなぁ(^^)
9,仕上げ磨き
予定ではクリアー層もペーパーを掛けて平滑さを出し、もう一度仕上げ吹き〜水研ぎを行うつもりでしたが・・・いい加減めんどくさくなりました(爆) こちらも”模型用の細かい粒子だから”ということにしてペーパーは省略し、コンパウンドのみで進めます。スーパークリアは、コンパウンドの仕上がり方に癖があり結構大変でした。
コンパウンド掛け終了!
だんだんカメラのピントが合いづらくなっていくのは嬉しい悲鳴です。
WAX掛けて装着してみました(^^) 完成!
太陽光線下で遠目に見ればバッチリです(^^)
次は「あっと言う間にお辞儀してしまう首部の補修編」「腐ったミラー交換編」につづく・・・予定(^^)