出るべくして

大学時代にズイブン世話になった先輩がいまして、ここ数年音信がプツリと途絶えてたんですけど、きのう突然その人の名前をさる場所にて発見。


その人は学生のころから自主制作の映画を撮ってて、卒業後も渡米したり帰国したりしながらコツコツとカメラを回し続けていたそうなんですが、昨年に国内の某映画祭に作品を出品。見事自主制作部門のグランプリを獲得したんだそうであります。受賞作がスカイパーフェクTVで放送される(された?)ともありました。


その記事(3ヶ月くらい前のものなんですけど)を見ながら、いろいろ複雑な思いにかられましたよ。1/4は驚き、1/4は感動し、1/4は単純に喜びで。そして学生時代につるんでいた頃に目の当たりにした、彼の映画制作にかける情熱の強さ(そしてセンスの良さ)を思い出して、ああやっぱりこの人は出るべくして世に出てくる人だったんだなあ、と思ったことです。


で、残りの1/4の感情は何かというと、焦り。こうして努力して結果を出してる人がいるというのに、わしは一体何をモタモタしてんだオイ、と自ら自分のケツを蹴りあげたい気分。20代も終わりに近いんだし、そんな悠長にやってる場合じゃねいだろ。もっとジタバタすれ。甘えてる場合じゃない!!とかとか。


ともかく、Iさん、おめでとうございます。さらなるステップアップを心より願っております。いやホント。


わしも頑張らんとなあ。


(2000年02月10日)